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ヘルスケアAI

2026年6月13日

ヘルスケアAI

今日の要点

製薬大手Pfizerが、AIベンチャーChaiと契約し、新薬開発にAI(人工知能による薬の候補物質発見技術)を活用することを発表した。Eli LillyはAbridge(医師の診療記録を自動作成するAI)に投資し、医療AI市場が本格化している。OpenFoldという非営利AI研究グループに世界の製薬会社が続々参加し、薬の開発競争が激化している。

主要ニュース

  1. 1

    Pfizerが新薬開発用AIをライセンス契約、抗体薬の設計を高速化

    製薬大手Pfizerが6月5日、AIスタートアップChaiとライセンス契約を結んだと発表した。Chaiの技術は抗体(病気と闘うタンパク質)の設計をAIで自動化し、通常数年かかる新薬候補の発見を大幅に短縮できる。

    新薬の開発期間が短縮されることで、がんや希少疾患の治療薬がより早く患者に届く可能性がある。

  2. 2

    Eli LillyがAbridge(診療記録AI)に投資、医療現場のデジタル化を推進

    糖尿病薬で知られるEli Lillyが6月11日、医療AI企業Abridge(企業価値53億ドル)への投資を発表した。Abridgeは医師と患者の会話を自動で診療記録に変換するAIで、NVIDIAも支援している。

    医師の事務作業負担が減ることで、診察時間の延長や待ち時間の短縮につながる可能性がある。

  3. 3

    OpenFoldに世界の製薬会社が参加、AI創薬の国際競争が激化

    日本のNxeraを含む世界の製薬会社が6月10日、非営利AI研究組織OpenFoldに続々参加したと発表した。Amazon、Microsoft、NVIDIAも支援メンバーとして参加し、AI創薬(人工知能による新薬開発)のオープンソース開発を推進している。

    AI創薬技術の共有により、より多くの病気に対する治療薬開発が加速され、医療費削減にもつながる可能性がある。

  4. 4

    AI創薬企業が米政府の資金削減を警告、国際競争で劣勢の恐れ

    6月10日のイベントで、AI創薬企業のLila SciencesとNVIDIAの幹部が、米国の医療研究予算削減により、AI創薬分野で中国や欧州に後れを取る可能性があると警告した。AI技術と生物学の融合が今後数十年の競争力を左右するとしている。

    米国での創薬開発が遅れることで、アメリカで承認される新薬の種類や価格に影響が出る可能性がある。

今後の注目点

AbridgeはNVIDIAとEli Lillyの支援を受けて、診療記録作成から医療請求、薬事試験まで医療業務全般のAI化を目指している。今後数カ月で新サービスが発表される見通しで、医療現場のデジタル化が一層進む可能性がある。

情報ソース

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