AIToday毎日のAIニュースダイジェスト

自動運転

2026年7月10日

自動運転

今日の要点

Waymoがカリフォルニアの規制の空白を利用して無料乗車サービスを継続する一方、Forterraはウクライナに100台超の無人車両を配備するなど、自動運転技術の実用化が進んでいます。一方、韓国は次世代のエンドツーエンド技術に対抗するため「ワールドモデル」の開発に注力し、Turingなどの企業がAMDの出資を受けてGPU技術の採用を進めるなど、業界全体で技術競争が激化しています。

主要ニュース

  1. 1

    Waymo、California規制の空白で無料乗車継続へ

    Alphabetの子会社Waymoが新車種「Ojai」で先月からカリフォルニア州で乗客の乗送を開始しましたが、州の規制機関の判断遅延により、9月末までは乗客から料金を徴収できない状況が続いています。同社は既存のJaguar I-Paceでは料金を徴収しており、Ojaiは無料での運行が継続する見通しです。 カリフォルニア州では、ロボタクシー企業が乗客から料金を受け取るには州の公共事業委員会(CPUC)から許可を得る必要があります。この許可がまだ下りていないため、利用者にとっては無料での利用が続く可能性があります。一方Waymoは北カリフォルニアと南カリフォルニアの両地域での事業拡大も待機中です。

    Waymoは1月にCPUCに申請した北カリフォルニアの拡大案は、Sea RanchやSacramentoから北部を起点に、Berkeley、Oakland、San Joseを経由するもの。南カリフォルニアではロサンゼルスからThousand Oaks、Santa Clarita経由でサンディエゴ南のティファナ国境まで拡大する予定です。

  2. 2

    米Forterra、100台超の無人車両をウクライナに配備 米防衛企業最大級

    米自動運転車メーカーForreraが、100台以上の自動運転ATVをウクライナの戦闘地域に過去9ヶ月間配備していたことを明らかにしました。同社は、米国防衛技術企業としては最大級の地上無人車両戦闘配備だと考えています。 ドローン監視が多くの地域を危険化させたため、ウクライナ戦略家は地上型の自動化システムを求めており、Forreraの車両は従来のウクライナ製UGVより大きな積載容量(最大750キログラム)を備えています。米国防総省の支援を受けた同社の実戦経験は、今後の米軍の無人地上車両戦略に影響する可能性があります。

    配備開始から昨年10月に到着以来、これらの車両は2,500マイル以上を走行、1,100以上のミッションを実行し、777,440ポンドの物資輸送と52件の負傷者救出を完了しました。ただし現在、ウクライナ兵士は主に遠隔操作により車両を運用しており、完全自動運行はまだ実戦には対応できていません。

  3. 3

    韓国、自動運転は「ワールドモデル」が鍵 E2E技術の競争激化に対抗

    韓国の自動車技術研究者が、自動運転の業界競争はエンド・ツー・エンド(E2E)自動運転技術を中心に進んでいると述べました。同時に、未知のシナリオを推論できるワールドモデル(仮想世界を理解・予測するAI)こそが、物理AIの自律性を実現する本当の鍵だと指摘しています。 自動運転技術は各国・各企業が競争を強めている分野であり、単なるE2E技術だけでなく、未知の状況に対応できる推論能力を持つワールドモデルが開発の差別化要因になる可能性があります。韓国がこうした視点を発表することで、既存のアプローチとは異なる技術戦略が市場で注目される可能性があります。

    この指摘は、自動運転技術の競争軸が単一の方式ではなく、より高度な推論・予測能力を持つシステムの開発に移行しつつあることを示唆しています。

  4. 4

    米国立研究所、自動化研究施設を支える作業員チーム公開

    米国エネルギー省傘下のOak Ridge National Laboratoryが、自動実験室を支える「見えない労働力」を紹介しました。施設・運用部門の作業員が、ロボット・センサー・自動化システムのインフラを構築・保守し、自律的な科学研究を可能にしています。 自動実験室は人間の介入が最小限で運用されていますが、その背景には物理的インフラ整備と日々の保守が必要です。米国の主要研究機関がAI駆動型施設の運用に従事する人的リソースの役割を明示することで、先端研究を支える多層的な構造が浮き彫りになります。

    この報道は、自動化技術が進展する中でも、施設レベルのインフラ構築・保守には専門的な作業員チームが不可欠であることを示しています。

  5. 5

    半導体株が買われ、ナスダック1.3%高 ダウは重い

    月曜日の取引で、半導体ETFが4.1%上昇し、Broadcomが4.4%、AMDが8%それぞれ値上がりしました。Broadcomは2031年までAppleとのチップ供給契約を延長し、テスラは5.8%上昇して$91 billion(約15兆円) の時価総額を増やしました。一方、ナスダック総合は1.3%、S&P500は0.7%上昇しましたが、ダウ・ジョーンズ平均は0.1%下落しました。 ハイテク・AI関連の株が市場を主導する一方で、ダウ平均は価格加重指数のため、Honeywellが7.2%下落して104ポイントを失い、Amgenも58ポイント分の重荷となり、上昇銘柄の買いで相殺されませんでした。一方、Microsoftが1.4%下落した背景には、4,800人の人員削減とXboxゲーム部門の縮小があり、アナリストはAIインフラへの投資を人員確保より優先する経営判断と指摘しています。

    今週後半の決算シーズン到来に先立ち、水曜日にはKevin Warsh連邦準備制度理事会議長の6月会合議事録が公開されます。先週の弱い雇用統計により、7月の利上げ確率は30%から23%に低下しています。

  6. 6

    自動運転のTuring、AMD出資を受け GPU採用

    自動運転技術企業のTuring Inc.がAMD Venturesから出資を受け、Advanced Micro DevicesのAIアクセラレーター(AI処理を高速化する専用チップ)を自社システムに採用し始めました。 自動運転企業が大手半導体メーカーの直接支援を受けることで、開発資金と最新のAI処理能力の両面で基盤を整えることになります。競争の激しい自動運転業界で、テクノロジーパートナーシップは開発スピード向上につながる可能性があります。

    AMD Venturesがバッキング企業リストに加わり、AMDのハードウェアをシステムに統合する段階に入りました。

今後の注目点

Waymoは北カリフォルニアから南カリフォルニアまで広大な地域での運行拡大を計画しており、実現に向けた規制承認の動きに注目が集まっています。同時に、自動運転技術の進化は単なる走行技術ではなく、より高度な推論・予測能力を備えたシステム開発へとシフトしており、こうした次世代技術の実装がどの企業によって、いつ実現されるかが今後の競争の鍵となるでしょう。

情報ソース

このニュースを友達にシェア

気になりそうな人に、今日のまとめをそのまま送れます。

AITodayで毎日のAIニュースを無料で受け取る

200以上のAIソースを毎朝1分で。Email / LINE / Slack 配信。

無料で登録する