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動画生成

2026年7月20日

動画生成

今日の要点

動画生成技術が急速に進化する中、District 9監督がAI生成短編映画を公開し、PixVerseが20億ドル超の評価額を達成するなど、業界の成長が加速しています。一方、OpenAIはブラウザAtlasを8月9日に廃止する予定で、テキストから音声付きビデオを生成する高度な技術開発が進む中、企業も組織改革を進めて対応しています。

主要ニュース

  1. 1

    District 9監督がAI生成短編映画を公開

    『District 9』の監督Neill Blomkampが、Seedance 2.0ビデオ生成モデルで制作した13分のSFホラー短編『Nightborne』を公開した。Blomkampはテキストプロンプトでフレームごとに映画を監督し、ライセンス契約下で32人の実在人物の顔と声を使用している。 このプロジェクトは、創造産業における継続的な懸念(訓練データの出所、失業、著作権問題)にもかかわらず、確立された映画製作者がAIビデオ生成をプロダクションツールとして使い始めていることを示している。Blomkampの動きは、これらの懸念が残る中でも、AIが職業映画製作において足がかりを得ていることを示唆している。

    Blomkampは同じ形式で長編映画の撮影を計画している。また彼は、従来映画を制作していた前身のOats Studiosに代わる新しいAI映画スタジオBarley Studiosを設立した。

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    PixVerse、20億ドル超の評価額達成

    シンガポール拠点のAI動画スタートアップ PixVerse は、20億ドル(約3200億円)を超える評価額でシリーズC ラウンドを完了し、Alibaba、Lollapalooza Capital、Mirae Asset を含む投資家から4億3900万ドル(約700億円)を調達した。2023年に ByteDance の元幹部である Wang Changhu と Jaden Xie によって設立された同社は、動画生成、映画制作、ゲーム開発向けのワールドモデルなどのソリューションを提供している。 PixVerse の評価額は、AI動画生成市場が OpenAI や既存プレイヤー以外にも勝者が存在する可能性があることに対する投資家の信頼を示している。共同創業者の Xie は、必要な品質を実現できるのはごく少数の企業だけだと主張し、OpenAI が Sora 2 を終了したこと、そして Meta と Tencent が高品質の動画モデル構築に失敗していることを例に挙げている。同社の競争優位性は、ByteDance での視覚AI構築とデータラベリングシステム開発の経験を持つ Changhu の専門知識に由来しており、この精密なラベリング能力が PixVerse の動画プラットフォームを支えている。

    PixVerse は1億5000万人以上の登録ユーザーと1500万人の月間アクティブユーザーを報告している。ByteDance、Midjourney、Google、Runway、Luma など複数の企業が同等のペースで動画およびワールドモデルの開発を進めており、競争は引き続き激しい。

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    OpenAI、ブラウザAtlas廃止へ 8月9日に機能終了

    OpenAIは10月に発表したブラウザ「ChatGPT Atlas」を廃止し、8月9日の廃止を目指しています。同社は最近、動画生成アプリSoraも閉鎖し、ChatGPTの「大人向けモード」計画も一時停止しており、生産性機能でAnthropicに追いつくために「寄り道」を減らしている状況です。 Atlasで得た学習成果は、デスクトップ版ChatGPTの更新ブラウザやWork向けのクラウドブラウザなど、新製品に活かされています。OpenAIはユーザーの利用実績からエージェント(自分で判断して作業するAI)がウェブの閲覧と業務にいかに役立つかを学び、その知見を次の製品開発へ転換する戦略をとっています。

    廃止予定日は2025年8月9日です。OpenAIが新製品への移行でこれまでのブラウザ実験をシンプル化し、より実用的な機能へ集中する方針が示されました。

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    主権AI拡大で需要は強気 Wistron会長が見解

    Wistron会長のSimon Linが、AI需要が米国を超えて主権AI(各国が独立して開発するAI)プロジェクトの広がりにより拡大していると述べました。 AI市場が一時的なブームではなく新段階に入ったとの見方は、より広い国々での導入、有料サービスの拡大、AI基盤への長期的な支出継続を示唆しており、インフラベンダーにとって持続的な成長機会を意味するとみられます。

    主権AIプロジェクトが世界的に勢いを増す中、単一国への依存ではなく複数国での投資ニーズが生まれることが、グローバル企業にとって市場拡大のカギになる可能性があります。

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    ソラコム、AI時代の組織へ生まれ変わり 新サービス始動

    ソラコムが2025年7月から「After AIの組織」への移行に取り組み、これに基づいて新しいマネージドAIエージェントサービス「SORACOM Agent」を立ち上げた。 AI時代に対応する組織体制への変革は、企業がAI活用の時代に競争力を持つための基盤となる可能性があり、ソラコムがこの体制から新サービスを生み出したことは、自社の組織改革の実効性を示唆している。

    「SORACOM Agent」は、マネージドAIエージェント(自分で判断して作業するAI)向けのサービスで、ソラコムの新しい組織体制から生み出された第一号の成果物となっている。

今後の注目点

Blomkampの新スタジオ Barley Studiosがどのような長編映画を生み出すのか、そしてPixVerseなどの動画生成プラットフォームがユーザー獲得競争の中でどのような差別化を進めるのかが注目されます。一方、主権AI需要の高まりに応じて、複数国での投資体制を整えるグローバル企業がどの程度市場を拡大できるか、また SORACOM Agent のようなマネージドAIエージェント向けのサービスがどこまで実用化するかが、今後の産業の方向性を左右する重要なポイントとなるでしょう。

情報ソース

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