ロボティクス
2026年7月23日

今日の要点
ロボティクス業界で複数の重要な進展がありました。Intuitive Surgicalが手術ロボット向けのAI機能をデモンストレーションして遠隔手術に対応し、HoneywellやShield AIなどの企業が無人機やロボット向けのAIソフトウェア開発で提携を拡大しています。また、AMDがロボティクス向けの新チップRyzen X100を発表してNVIDIAに対抗するほか、D-Linkが介護・伴侶ロボット事業に参入するなど、ロボティクス市場の競争が激化しています。
主要ニュース
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Intuitive Surgical、手術ロボット向けAIをデモンストレーション、遠隔手術に対応
Intuitive Surgical は手術ロボットプラットフォーム向けの人工知能機能をデモンストレーションした。遠隔地の医師が実施する遠隔手術機能も含まれている。 手術ロボットへの AI 統合は、処置中の精度と安全性を向上させる可能性がある。また、遠隔手術機能は地理的な制約を超えて専門的な外科的専門知識へのアクセスを拡大し、運用能力の強化を求める病院や手術センターにとって重要である。
本記事ではこれらの AI 機能のタイムライン、価格設定、規制上の状況、または利用可能になる日付が明記されていない。
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Honeywell と Shield AI が信頼できる AI フライトソフトウェアで提携
Honeywell Aerospace と Shield AI が、信頼できる自律性ソフトウェアスタックを構築するための了解覚書に署名した。Honeywell は Shield AI の Hivemind ソフトウェア開発キット上でソフトウェアを開発し、同社の Anthem アビオニクス、ナビゲーション、センシング技術を統合する。 この協業は、AI パイロット航空機を実際の軍事および商業運用に配備する際の主要な障壁に対処するものである。信頼できる基盤を構築することで、防衛事業者はテストフライトから実際のミッションへと自律航空機を移行でき、新しいプラットフォームのたびに基盤技術の再検証を行う必要がなくなる。
この提携は AI パイロット航空機の配備加速の方法として位置付けられているが、具体的なスケジュールや配備対象は明示されていない。
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Shield AIとGE Aerospace、X-BAT無人機向け垂直離着陸ノズルを完成
Shield AIとGE Aerospaceは、Shield AIのX-BAT無人戦闘機に搭載されるF110-GE-129Eエンジン向けの高度な可変推力ノズル(AVEN)の統合を完了した。作動および エンジン始動試験を含む。 AVENにより、X-BATは滑走路や基地なしで任意の場所から垂直離着陸が可能になる。Shield AIの航空機エンジニアリング担当シニアバイスプレジデントは、この能力がプラットフォーム設計に不可欠だと述べている。ノズルは垂直飛行時の姿勢制御を維持するための高速ジンバル機構を実現するもので、1990年代の元のAVENプログラムでは想定されていなかった要件である。
AVENは現在、X-BATプロトタイプの飛行試験に向けて地上試験が進められている。Shield AIは推進システムを今後改良し、次世代機ではより高速で軽量、高性能化を計画している。
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AMD、ロボティクス向けRyzen X100チップとKriaモジュールを発表、NVIDIAに対抗
AMDがロボティクス向けのRyzen AI Embedded X100シリーズプロセッサとKria AIシステムオンモジュールを発表した。オープンソースソフトウェアとパートナーネットワークも同時に提供される。X100は統一されたCPU・GPU・NPUメモリアーキテクチャを採用し、BIOSとLinux最適化により確定的リアルタイム制御を実現する。 AMDはKriaがNVIDIA Thor T5000を上回るリアルタイムパフォーマンス3.4倍、予備計算容量1.6倍、エージェンティックAI容量2.3倍を提供すると主張しており、ロボット開発企業にNVIDIAの優位なプラットフォームの代替手段を提供し、価格競争を生み出す。統一メモリ設計はデータコピーを削減し、ロボットの知覚、センサフュージョン、計画タスクに重要である。
Kria AIロボティクス開発キットは現在利用可能で、GMSL、高速イーサネット、IMU、Wi-Fi/Bluetooth、統合FPGA搭載のロボティクスキャリアカードを備えている。初期顧客にはCastec International(半導体ファブAMR)とFoundation Robotics(ヒューマノイドロボット開発企業)が含まれ、両社ともIntelとNVIDIAからAMDプラットフォームへの移行を進めている。
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D-Link、介護・伴侶ロボット事業に参入
ネットワーク機器大手のD-Linkは子会社D-Link Roboticsを設立し、サービスロボット市場に参入。スマート伴侶ロボットと安全介護ロボットの2つの用途に注力し、2026年第3四半期から生産開始予定。 D-Linkがネットワークハードウェアから新たな市場セグメントへ事業を展開する。介護ロボットへの注力は高齢化社会の需要を反映しており、アセットライト型モデルは資本コストを抑えながら事業規模を拡大する方針を示している。
2027年には介護向けロボットの本格投入を予定。D-Linkの戦略は、伴侶・介護ロボット市場が大規模化時に採算性を維持できるかにかかっている。
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Jibo後継機、AIカメラウェアラブルで調達
元Jiboボード会員の顧客Jiawei Guが率いるLingverseが2,900万ドル(約46億円)を調達し、ペンダント型、衣服クリップ型、テーブル設置型として装着可能なウェアラブルAIデバイス「iKairos」を開発する。このデバイスは瞬間を捉え、それらをAI生成画像に変換し、装着者とその周囲を観察する「AIジャーナル」として機能する。 iKairosはJiboの家庭用AI仲間という本来のビジョンを復活させることを目指しているが、今は固定型の会話ロボットではなくAIメモリ画像生成に焦点を当てている。同社はJiboの中核特許を複数保有し、「Jiboの創業チームの祝福を受けて」構築されたと述べており、製品コンセプトが大きく変わったにもかかわらず、元のロボットのユーザーベースからの忠誠心を継承しようとしていることを示唆している。
先行予約は今年後半に開始予定で、想定価格は199ドルから249ドルにサブスクリプションサービスが加わる。デバイスが低品質なAI出力を回避できるかどうかは不明確であり、Lingverseは画像が視覚シーンをオーディオコンテキストと相互参照する「品質ゲート」を通過すると述べているが、このフィルタリングの仕組みに関する技術詳細は開示していない。
今後の注目点
ロボティクス産業では、Kria AIロボティクス開発キットの採用拡大やD-Linkの2027年介護ロボット投入など、実装段階に向かう動きが加速していますが、AI機能のタイムライン、具体的な配備スケジュール、品質保証メカニズムの技術詳細など、多くの重要な詳細がまだ不透明なままです。今後は、これらのプロジェクトが実際にどのようなペースで商用化され、市場でどの程度の成熟度を示すのかが、ロボティクス業界全体の成長を左右する重要な指標となるでしょう。
情報ソース
- Intuitive showcases AI for surgical robotics, telesurgery capabilities
- Honeywell Creates Trust Layer for Shield AI’s Hivemind
- Shield AI, GE Integrate Advanced Vectoring Nozzle For X-BAT Engine
- AMD unveils Kria module for real-time control, unified memory for robots
- D-Link robot line starts in 3Q26; care model due in 2027
- Remember Jibo? Its Successor Is a Wearable That Turns Your Life Into AI Slop
- China's research ties weaken as UK, Germany and the US expand cross-border papers
- AVer Information targets commercial drone market with AI vision engine
- Xpeng shifts toward Physical AI with robotaxi, robot, flying car
- Shield AI Partners With Honeywell On Heels Of Aechelon Deal - Honeywell Aerospace (NASDAQ:HONA)
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