AIビジネス・産業
2026年9月22日

今日の要点
製薬大手AbbVieがIambicのAIモデルを創薬に採用し、SandiskやDellはAI需要で過去最高の受注残を記録するなど、AI関連ビジネスの収益化が一段と進んでいる。IntelやAMDなど半導体株もAI支出への安心感から急伸し、市場の警戒感は和らいだ。
主要ニュース
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AbbVie、創薬にIambicのAIモデルを採用する複数年にわたる契約を締結
AbbVieはIambicと複数年の提携を結び、EnchantとNeuralPLexerのAIモデルを免疫学、神経科学、腫瘍学における低分子創薬に活用する。Iambicは前払い金に加え、マイルストーンとロイヤルティを受け取る。 この契約は、AbbVieが中核治療領域における低分子薬の候補探索にAIモデルが役立つと期待していることを示唆するが、前払い金以外の財務条件は開示されていない。
この提携が臨床試験に進む候補を生み出せるかどうかは、IambicのモデルがAbbVieの標的に対してどれだけ機能するかにかかっている。また別件で、Telix PharmaceuticalsはITM Isotope Technologiesを最大23億5000万ドルで買収する。
- 2
AI支出への懸念和らぎIntelが10%上昇、MeliusがBuyでカバレッジ開始
Intelの株価は月曜に約10%上昇した。Melius ResearchがBuy評価でカバレッジを開始し、Tigress Financialが目標株価を引き上げ、SK HynixがIntelのオハイオ工場に関わる製造体制を検討しているとの報道も出た。 この上昇は、AIインフラ支出が減速するかもしれないとの懸念を投資家が再評価していることを示唆する。半導体セクター全体が上昇し、AIサーバーとファウンドリ拡大に絡むIntelの立て直し策にも注目が集まっている。
今後の動きはSK Hynixの体制が実現するかどうかにかかっている。現時点では検討中とされているにすぎない。株価の上昇は、原油価格や米国債利回り、AI支出のシグナル次第で変わりうる市場心理も反映している。
- 3
Sandisk、AI推論需要の拡大で受注残939億ドル
推論要件の高まりを受け、Sandiskの顧客が複数年にわたるコミットメントを拡大しており、既存の939億ドルの受注残を超える強いシグナルとなっている。 分析によると、データセンターは現在Sandiskの事業の38%を占め、NAND需要の半数近くに達しており、構成拡大の余地が残っている。
High Bandwidth Flashが2027年のAIオプション性を高めるか、Stargate QLCがエンタープライズ推論ストレージ需要を取り込めるかが試金石となる。株価はFY1非GAAP利益の8.4倍で取引されており、Micronの13.8倍と対照的だ。
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Morgan Stanley:SpaceXとTeslaは技術と人材を共有
Morgan StanleyのAdam Jonas氏は、両社が「技術、人材、インフラを共有している」と述べ、SpaceXのS-1におけるTeslaへの言及が71件、2025年のMegapack購入額が5億600万ドル、共同のMacrohard AIエージェントプラットフォームといった根拠を挙げた。 このリポートは、AIを機械や実世界環境に応用するフィジカルAIを両社にとってますます戦略的なものと位置づけており、SpaceXが計算能力と衛星通信を、Teslaがロボティクスとエネルギー貯蔵を提供する関係にある。
2027年末までに4.9ギガワット、2031年までに15.3ギガワットというSpaceXの計算能力はリポートが引用した推計値であり、協業の規模はこれらの設備構築が進むかどうかにかかっている。Terafabの建設費は1190億ドル超と見積もられているとされ、これにも注目だ。
- 5
Dell、AIサーバー受注額が過去最高の609億ドルに
Dellは2027会計年度第2四半期に、AIサーバーの受注額が過去最高の609億ドル、売上高が164億ドルに達し、四半期終了時点の受注残高は950億ドルになったと発表した。 この受注残高は、Dellが報告したAIサーバー需要が単に受注済みなだけでなく、まだ納入待ちの状態にあることを示しており、四半期を超えた売上高の見通しを示唆している。
DellのAIサーバー売上高の伸びはこの受注残高を売上に転換できるかどうかにかかっており、SMCIやCSCOも同じNeocloudやエンタープライズ顧客を狙っている。
- 6
AMDが大きな節目を達成、AI関連株は急騰
AMDが大きな節目を達成し、AI関連株が急騰した。 この節目とAI関連株全体の上昇は、AMDと同セクターに追い風が吹いていることを示している。
この節目に関するさらなる詳細と、AI関連株が上昇を維持できるかどうか。
今後の注目点
IambicのモデルがAbbVieの標的にどこまで効くか次第で、提携が臨床試験候補を生み出せるかが決まる点と、Telix PharmaceuticalsによるITM Isotope Technologiesの最大23億5000万ドル買収の行方に注目したい。加えて、SK Hynixの体制実現やAI関連設備の構築、Dellの受注残高の売上転換、AI関連株の上昇継続など、今後の展開は各社の実行力と市場心理に左右される。
情報ソース
- AbbVie Forms Ai-Powered Drug Discovery Partnership with Lambic | PharmExec
- Intel Stock Soars as AI Spending Fears Fade
- Sandisk’s AI Storage Story Just Got Much Bigger (NASDAQ:SNDK)
- Morgan Stanley Highlights Growing AI Collaboration Between SpaceX and Tesla
- DELL Rides on Growing AI Clientele: Can the Stock Outpace SMCI & CSCO?
- AMD hits a major milestone as AI stocks blaze higher
- AbbVie signs on to Iambic’s new AI drug discovery model
- Meta’s Muse AI Agent Triggers Intel, Chip Stock Rally. AMD Hits $1T Market Cap
- Iambic, AbbVie partner on AI drug discovery
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- SpaceX and Tesla’s AI linkup is getting deeper. Here’s what Morgan Stanley sees
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