AIビジネス・産業
2026年7月28日

今日の要点
AI需要の急速な成長が企業業績を押し上げており、Eli Lillyの売上が55%以上増加する中、MarvellがAIデータセンター向けの新型チップTealynx T100を発表するなど、関連企業の好調が続いている。一方、VisaはAI推進による効率化の一環として2,600人のリストラを実施するなど、産業の再編が加速しており、バークシャー・エナジーなどのインフラ企業もAIによる電力需要の増加から恩恵を受けている。
主要ニュース
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Eli Lilly第1四半期売上高195億ドル、前年同期比55.55%増
Eli Lillyは2026年第1四半期の売上高が195億ドルで、2025年第1四半期から55.55%増加したと報告した。ソーシャルメディアでは、同社の売上高の実績がIBMやAmerican Expressなどの大手企業を上回っていることが話題となった。同社はAI駆動型創薬と専用データインフラストラクチャーにキャピタルを配分しており、イノベーション加速を目指したパートナーシップと社内プラットフォームを推進している。 急速な売上成長は、Eli Lillyが高成長の医薬品企業としての地位を強固にしていることを示し、中核事業への投資家信頼を示唆している。AI駆動型創薬への拡大と、精神衛生向けサイケデリクスなどの新興分野における潜在的な買収は、経営陣が現在のポートフォリオを超えた成長の梃子を構築していることを示唆している。投資家およびビジネスパートナーにとって、これはEli Lillyが短期的な医薬品利益と長期的なイノベーション投資のバランスを取っていることを示している。
アナリストの目標株価は中央値で1,336ドル付近に集中しており、最近の目標は1,232ドルから1,500ドルの範囲である(Trung Huynh、RBC Capital、2026年7月8日)。機関投資家の動向は混合信号を示している:2,169人の投資家が最近四半期で株式を買い増した一方で、J. Stern & CoおよびCapital International Investorsを含む著名な保有者は大幅にポジションを削減した。インサイダー取引にはILYA YUFFA(EVP & President, LLY USA & Global Capabilities)が2,500株を売却し、約287万6,925ドルと推定される。
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バフェットのバークシャー・エナジー、AI データセンター電力ブームで静かに利益を上げる
完全子会社のユーティリティ企業 Berkshire Hathaway Energy は、米国事業全域における AI データセンターからの急増する電力需要を活用している。アイオワ州だけでも、メガデータセンターのクラスターがピーク電力負荷の約8%を占めており、同社の CEO は、エネルギー事業の約半分が現在 AI 関連の電力需要に対応していると述べている。 Berkshire Hathaway 本体が AI 株をほぼ回避している一方で、Berkshire Hathaway Energy は組み込まれたビジネスモデルから恩恵を受けている。規制対象のユーティリティ企業は、需要の上昇に伴い、より多くの電力を販売することからも、発電、蓄電、送電インフラへの投資資本に対して規制されたリターンを得ることからも利益を得ている。同社は約340億ドルの資本計画を実行しており、認可された1ドルごとが数十年にわたって安定した利益の基盤となる。
Berkshire Hathaway Energy の成長は、規制当局が料金引き上げを認可するかどうかに左右され、それは保証されていない。同事業はまた、PacifiCorp での山火事の危険性を含む実際の負債を抱えている。これは AI インフラ好況への本当のステーク投資ではあるが、高成長の投資というよりは、ゆっくりで着実な貢献者である。
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Marvellが AI データセンター向けネットワーキングチップ Teralynx T100を発表
Marvell Technology は、パフォーマンス、接続性、プログラマビリティを中核機能とする AI データセンター向けネットワーキングチップ Teralynx T100を発表した。 AI ワークロード向けの専用ネットワーキングハードウェアはインフラの重要な要素となっており、データセンターは AI システム間で大量のデータを効率的に移動させる必要がある。大手半導体メーカーからの新チップの登場は、大規模 AI 導入のインフラ需要を支えるための競争が続いていることを示している。
記事では Teralynx T100 の具体的なパフォーマンス指標、利用可能日、価格設定、導入予定時期は提供されていない。
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Visaが人工知能の戦略転換を受けてレイオフを発表、決算控え
Visaが決算報告を控えて人員削減を発表した。人工知能と組織再編が今回の変更の要因だという。 グローバル決済インフラの中核を担うVisaがAI導入と内部再編への対応を迫られており、これはフィンテック業界と決済処理産業全体に波紋を広げる可能性がある。
決算前のこの発表は、経営陣が再編コストと戦略的優先事項を投資家に直接説明する意図を示唆している。具体的な人員削減数と財務的影響の詳細は決算説明会で明らかになる見通しだ。
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Visa、効率化とAI推進に向けて2,600人のリストラを実施
Visaは戦略的転換の一環として2,600人の人員削減を発表した。効率化とAI投資を重視する方針転換である。 大手決済インフラ企業でさえもリストラを通じて自動化と人工知能能力を優先する組織再編を進めていることが明らかになり、決済処理業務の組織化方法が大きく変わる可能性がある。
リストラによる削減分をAIと効率化に充当できるかどうかが、今回の再編がVisaが想定する業務効率化をもたらすかどうかを左右することになる。
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Coca-Cola Consolidatedは人工知能時代の安全資産として注目される
決算プレビュー分析によれば、Coca-Cola Consolidatedは人工知能関連株への熱狂が冷める局面での防衛的投資先として位置付けられている。 人工知能関連市場のボラティリティが続く中、安定したキャッシュフローを持つ伝統的な飲料ボトリング企業は、セクターローテーションとテクノロジー株の調整から避難先を求める投資家にアピールする可能性がある。
同社の今後の決算報告は、市場心理の大きな転換の中で、その基礎的価値がこうした防衛的ポジショニングを支持しているかを確認する上で重要となる。
今後の注目点
今後注視すべき点として、アナリストの目標株価が1,232ドルから1,500ドルの範囲で分かれている中で、機関投資家の買い増しと売却の動きが相反する信号を送っており、次の決算説明会での経営陣による人員削減の具体的な数字と財務影響の説明が市場心理を大きく左右する可能性があります。また、削減分をAIと効率化にどの程度充当できるか、そして Berkshire Hathaway Energy など主力事業の規制認可や実際の成長性がどう進展するかが、各企業の基礎的価値と防衛的ポジショニングの妥当性を判断する重要な判断材料となるでしょう。
情報ソース
- Eli Lilly Stock (LLY) Opinions on Growth and AI Ventures
- Warren Buffett's Berkshire Hathaway Has Barely Touched AI Stocks. This 1 Subsidiary Is a Backdoor AI Winner
- Performance, Connectivity and Programmability: How Teralynx T100 Sets a New Standard in AI Networking
- Visa Announces Layoffs Ahead of Earnings as AI and Restructuring Accelerate
- Visa to cut 2,600 jobs as company pushes efficiency, AI investments
- Coca-Cola Consolidated: Possible Safe Haven When AI Hype Plunges (Earnings Preview) (COKE)
- Micron, SK Hynix stocks sink as AI chip sell-off deepens
- Applied Materials (AMAT) Rose on AI-Driven Wafer Fabrication Spending
- Visa is cutting 7% of employees in efficiency push as AI reshapes work
- Walmart knocked from top of Fortune 500 list by ‘behemoth’ company embracing AI
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