
セールスフォースはアップルよりリスク・リターンが良い可能性。AIエージェントの収益化が予想以上に進む。
株価は割安で強気な見方もある。
アップルの好決算は強いが逆風も。
何が起きたか
セールスフォースの売上高は113億5000万ドル(前年比10.83%増)、非GAAP EPSは5.90ドルで、コンセンサス予想の3.27ドルを上回ったが、1株当たり2.53ドルは投資益によるもの。アップルは6月四半期に売上高1094億2000万ドル(前年比16.36%増)で過去最高を記録。
なぜ重要か
両社はAIの収益化戦略が異なる。アップルはAIを端末機能として扱う一方、セールスフォースはAIエージェントを直接課金する。セールスフォースのAgentforceの年間経常収益(ARR)は15億ドルを超え、前年比240%以上増。AI ARRは40億ドル目前。アップルの予想株価収益率は33倍に対し、セールスフォースは19倍。国内の法人向けソフトウェア事業者は、同種のAIサービスを直接課金する戦略の成否に左右される可能性がある。
注目点
セールスフォースは、Claudeを統合した製品CloudForceが9月に一般提供開始予定で、そのほかDreamforceやContentful・Finの買収完了が試金石となる。アップルは9月四半期に9%〜11%の成長を見込み、iPhone・Mac・iPadで供給制約が悪化すると予想。
この記事は、アップルの端末中心のAI戦略と、セールスフォースのAIエージェント直接課金を対比している。アップルの好決算は、iPhoneとMacの需要が牽引し、成長を示す一方、短期的な逆風に直面。セールスフォースはAI ARRの成長と発行済み株式数の減少により、より非対称な投資機会を提供する可能性がある。筆者はセールスフォースを支持し、割安な評価とAI収益化の速さを挙げる。だが、AI ARR成長の持続性は、パイロット利用が成熟するにつれて検証されるだろう。
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