
GEベルノバがAIデータセンター向け中圧UPSを発表。
低圧より広範囲を保護。
出荷は2027年半ばの予定。
何が起きたか
GEベルノバ(NYSE: GEV)は2026年8月24日、パリで中圧無停電電源装置「MV-UPS」を発表した。AIデータセンターやAIファクトリーなど、エネルギー消費の大きい施設向けに安定した電力を供給するシステムである。
なぜ重要か
従来の低圧UPSは小さな区画ごとに保護するため、AIの負荷が急変した際に隙が生じる。MV-UPSは保護を上流の中圧レベルに移すことで、1つの統合システムで施設の広範囲をカバーし、需要の急変を吸収するバッファーとして機能する。国内のAIデータセンター運営者にとって、電力供給の安定化手法に新たな選択肢が加わる可能性がある。
注目点
GEベルノバはMV-UPSの出荷を2027年半ばに開始予定で、最初のプロジェクトの通電は2027年末を計画する。同製品は同社のデータセンター向けポートフォリオに加わり、開発中のソリッドステートトランス技術と並ぶ位置づけである。
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AI施設による電力需要の増加に伴い、短時間の停電でも重要な業務が中断する恐れがある中、GEベルノバは発表を行った。同社は、AI負荷が急変した際に需要の変動が送電網に伝わり、負担がかかると指摘する。MV-UPSは中圧レベルでバッファーとなり、変動を吸収する設計である。
同製品は、GEベルノバの既存のデータセンター向けポートフォリオに加わる。同社はこれを「パワー・トゥ・ラック」と呼び、ガスタービンや変圧器、開閉装置、エネルギー管理システムを含む。GEベルノバの電化部門CEOであるフィリップ・ピロン氏は、この製品を「データセンターを含むエネルギー集約型産業向けの真のエンドツーエンド中圧電力安定化ソリューション」と評した。同社はソリッドステートトランス技術も開発しており、MV-UPSとあわせて、AIデータセンターの信頼性、規模、電力効率の要求に応える体制を強化する。
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