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大規模言語モデルオープンソースAILobsters AI掲載日時: 2026年10月14日 1:00

ブラウザRAG検証、Qwen3-0.6Bは15/30

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ブラウザRAG検証、Qwen3-0.6Bは15/30

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    開発者が自ブログにブラウザ完結型のRAG検索「ask my blog」を実装し、検索が選んだ4つのパッセージを小型モデルが2文で要約する仕組みを、30問の質問と15問の未収録質問で検証した。

  2. なぜ重要か

    350 MB未満のモデルは忠実な回答が最大3/30問で、未収録の質問の多くに回答を捏造した。Qwen3-0.6Bは15/30、Gemma 4 E2Bは28/30、Haiku 5.5は27/30だ。

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背景と解説

この検証の出発点は、静的埋め込み検索による「R」の部分をブラウザ内で完結させたことにある。4 MBのルックアップテーブルから関連パッセージを引き、そこに小型モデルを重ねれば、回答までブラウザで生成できるという発想だ。

検証では30問の回答可能な質問と15問の未収録質問を用意し、全モデルに同じ4パッセージと同じプロンプトを与え、Opus 5.5が回答をパッセージに照らして採点した。その結果、350 MB以下のモデルは回答可能な30問中0~3問しか忠実でなく、未収録の質問14~15問に対して回答を捏造した。Qwen3-0.6Bは579 MBで15/30とほぼ半々、Gemma 4 E2Bは3.1 GBで28/30、API経由のHaiku 5.5は27/30だった。

興味深いのは、モデルが大きくなると未収録の質問を「パッセージには情報がない」と拒否できる点だ。Gemma 4 E2Bは15問すべてを拒否し、Haiku 5.5も1問しか捏造しなかった。小型モデルはこの拒否ができず、関連する投稿に引っ張られて誤答する。関連度ゲートも、明らかに的外れな質問は弾けるが、近い話題の質問はスコアが高く、しきい値を上げると本来答えられる質問13問も落としてしまう。

回答の長さを2文から4文、6文に増やす実験では、Qwen3-0.6Bの忠実さが15→9→5と急落し、Gemma 4 E2Bも28→26→24と下がった。文が増えるほど捏造の余地が広がることを示す。筆者はこの用途に特化したファインチューニングを次の課題に挙げている。

よくある質問
この「ask my blog」は何をしてくれるのですか?
検索が質問に対して最も関連する4つのパッセージを選び、ブラウザ上で動く小型言語モデルがそれを2文で要約する。入力した内容は端末の外に出ない。
モデルのダウンロードサイズはどのくらいですか?
既定で読み込まれるQwen3-0.6Bは579 MBで、SmolLM2-360Mは275 MB、Gemma 3 270Mは293 MB、LFM2.5-350Mは258 MB、SmolLM2-135Mは120 MB。参考として比較されたGemma 4 E2Bは3.1 GB。
小型モデルはなぜ間違えるのですか?
検索が関連するパッセージを上位4件しか渡せず、モデルは与えられた情報だけでは答えられない質問にも回答を作ってしまう。ブログに答えがない質問でも、関連する投稿があるとスコアが高くなり、ゲートで除外しきれない。
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