
AWSがAmazon Bedrock向けマルチテナント文書チャットの参照アーキテクチャを公開。ユーザーごとのデータ分離を保証し、検索と生成を処理する。
文書は数秒で検索可能に。
直接取り込みとデプロイ可能なリポジトリを備える。
何が起きたか
AWSは、Amazon Bedrock Managed Knowledge Base上でマルチテナント対応のエージェント型文書チャットアプリケーションを構築するためのリファレンスアーキテクチャを公開した。このソリューションは、ユーザーがアップロードした文書ごとの取り込み、検索、分離を処理する。
なぜ重要か
企業は、基盤となる検索インフラを自前で構築・保護する手間を省ける。このサービスは、クライアントから渡された値ではなく、Amazon Cognitoで検証されたIDを用いて、検索のたびにユーザー単位の分離を強制する。
注目点
カスタムコネクタによる直接取り込みにより、文書は数秒以内に検索可能になる。6MBまでのファイルはインラインで送信され、より大きなファイル(テキストで最大50MB)はAmazon S3にステージングされる。このリポジトリを使えば、自分のアカウントでコードをデプロイできる。
この投稿は、各テナントのデータを厳密に分離した文書チャット機能を構築する際の、よくあるスケーリング上の課題に焦点を当てている。AWSは、取り込み、ベクターインデックス作成、ランカー、プランニング、最終応答生成を担うBedrock Managed Knowledge Baseに重い処理を移行する。アプリケーション側は、アップロードUI、認証、ユーザーごとのロジックのみを処理すればよい。
重要な設計上の選択は、S3コネクタではなくカスタムコネクタによる直接取り込みである。これにより、ユーザーのアップロードを上書きする可能性のあるスケジュール同期を回避し、カスタム文書IDを割り当ててその場で更新できるようになる。このアーキテクチャは、大きなファイルをS3にステージングし、SQSによるデカップリングでアップロードエンドポイントの応答性を維持する。
インデックス作成のライフサイクルは、TEXT_INDEXEDとINDEXEDを区別する。PDFの場合、テキストが先に検索可能になり、マルチモーダル要素(画像、表)は完全なインデックス作成を必要とする。これはUXに関わる。TEXT_INDEXEDで文書を「準備完了」と表示するとフィードバックは速いが、PDFの一部のコンテンツが欠落する可能性がある。性能数値は参考値であり、保証ではない。
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