
米国・カナダ・メキシコのCFO200人を対象にした調査では、北米経済の先行き悲観が急速に広がる一方で、自社の財務見通しについては90%が楽観的という「矛盾した」状況が浮き彫りになりました。CFOは経営戦略の実行能力と課題対応能力に強い自信を持ち、リスク選好度も上昇して投資機会を探る動きが活発化しています。ただし人材確保、特にAI関連スキルの獲得が最大の懸念課題として浮上しており、財務機能の人員構成の大きな転換を迫られています。
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Deloitteが北米のCFO200人を対象にした2026年第2四半期調査で、景気見通しと自社見通しの大きな乖離が判明しました。北米経済が悪いと答えたCFOは33%(前四半期は5%)に急増した一方、自社の財務見通しに「かなり楽観的」「やや楽観的」と答えたCFOは90%に達しています。
なぜ重要か
CFOの自信が経営判断に直結するため、企業の投資行動に波及する可能性があります。実際、算出されたリスク選好度は59%に上昇(前四半期は48%)し、債務市場へのアクセスや資本調達を視野に入れるCFOが増加しています。マクロ環境の不確実性が続く中でも、経営陣は自社の独自価値を信じて行動を加速させるとみられます。
注目点
一方で、人材が最大の内部リスク要因として51%のCFOが挙げており、AIの導入・スケーリングに伴い、プロンプトエンジニアやAI専門家といった新しい職種の確保が急務となっています。従来型の会計人材との混在をどう実現するかが、財務機能の再構築の鍵になります。
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