
ヘッジファンドと相互ファンドはともに2026年第2四半期にAIインフラ株を買い、Bloom Energy、Flex、Seagate Technologyも対象だった。
ただ、巨額AI株では意見が割れ、ヘッジファンドはMicrosoftとAmazon.comを買い、相互ファンドは売った。
相互ファンドはAIインフラ株のエクスポージャーが増えたものの低ウェートのままだ。
何が起きたか
2026年第2四半期、ヘッジファンドと相互ファンドはともにBloom Energy、Flex、Seagate Technologyの株を追加取得し、American Electric Power、CoreWeave、Talen EnergyなどAIインフラ株12銘柄を共同で買い越した。一方、巨額株では意見が分かれ、ヘッジファンドはMicrosoftとAmazon.comを買ったが相互ファンドは売り、相互ファンドはAdvanced Micro Devices、Micron Technology、SanDiskを買ったがヘッジファンドは3銘柄すべてを売った。
なぜ重要か
ヘッジファンドは相互ファンドより総じてAIトレードへのエクスポージャーが高い。ただ、相互ファンドのAIインフラ株へのエクスポージャーは今年に入り急上昇したものの、ベンチマークのウェートには届かず、セクターで大幅な低ウェートにとどまる。ヘッジファンドのリターンはここ数カ月、AIトレードの変動と密接に連動しており、そのポジション変化は市場の指標となる。国内のAI関連株式を運用する層では、今後のポジション調整が市場の値動きに影響を与える可能性がある。
注目点
ゴールドマン・サックスが分析対象としたのは、2026年第3四半期開始時点で総額5.4兆ドルの株式ポジションを持つヘッジファンド991社と、4.6兆ドルの株式資産を運用する大型株アクティブ相互ファンド504本。両グループとも金融株のエクスポージャーを数年ぶりの高水準に引き上げ、ヘッジファンドはネットの傾きを300ベーシスポイント以上引き上げた。
ゴールドマン・サックスが、総額5.4兆ドルの株式ポジションを持つヘッジファンド991社と、4.6兆ドルの株式資産を運用する大型株アクティブ相互ファンド504本を対象にしたポジション分析で、2026年第2四半期の市場の二分が浮き彫りになった。両グループは中小型のAIインフラ銘柄では一致し、Bloom Energy、Flex、Seagate Technologyなど十数銘柄を買い増したものの、最近の相場変動を主導してきた巨額AI株では明確に意見が割れた。ヘッジファンドの巨額AI株に対するネットの傾きは選択的で、大半を売りつつもMicrosoftとAmazon.comだけは買った。一方、相互ファンドは同じ2銘柄を売った。リポートは、ヘッジファンドのリターンがAIトレードの変動と密接に連動してきたと指摘しており、そのポジション変化が同セクターへの信頼感や慎重姿勢を示すシグナルになるとみられる。
一方、相互ファンドはAIインフラ株への配分を急増させたものの、ベンチマークのウェートには届かず、セクターで低ウェートのままだ。これは慎重姿勢か、移行の途上にあることを示すかもしれない。両グループはAI以外にも投資を広げており、金融株の傾きを数年ぶりの高水準に引き上げた。ヘッジファンドは金融株へのネットの傾きを300ベーシスポイント以上引き上げ、2008年の金融危機以前以来となる最大のポジションとなった。相互ファンドも少なくとも2012年以来となる最大の金融株オーバーウェートとなった。
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