
AI向け電力・冷却需要の急増により、投資家の関心がチップメーカーからVertivやBloom Energyなどのインフラ企業にシフトしています。Vertivは第1四半期の売上が30%増、Bloomは130%増と両社が急成長中ですが、株価上昇で既に高い評価がついている点が課題となっています。
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投資家の関心がNvidiaなどのチップメーカーから、データセンターの電力・冷却装置を供給するVertiv Holdings(VRT)とBloom Energyにシフトしています。Vertivは第1四半期の売上が前年同期比30%増の$2.65 billion(約4200億円)に、Bloom Energyは同130%増の$751 million(約1200億円)に達しました。
なぜ重要か
AIクラスタの構築には膨大な電力と冷却が不可欠で、その需要は従来のチップメーカーとは異なる供給企業に流れます。Bloomが提供する燃料電池は、グリッドの供給能力が追いつかない地域で重要となるとみられ、これがデータセンター開発の加速を促進する可能性があります。
注目点
Vertivのバックログは昨年の倍超となる$15 billion(約2.4兆円)に達し、約1年~18ヶ月分の売上が先行して予約されている状況です。一方、両社とも株価が大幅に上昇(Vertivは今年97%、Bloomは12ヶ月で800%超)しており、評価水準が既に強い成長を織り込んでいます。
ここ2年間、AI投資の最も容易な方法はチップメーカーの買収でしたが、その構図が転換しつつあります。AIクラスタの爆発的な増設に伴い、単に計算能力を提供するチップだけでなく、それを支える電力インフラの需要が急増しているためです。
VertivとBloomはこの転換の中心にいます。Vertivは毎四半期売上が大幅に伸びており、$15 billion(約2.4兆円)のバックログという先行指標が成長の持続性を示唆しています。一方、Bloomの成長率(第1四半期130%増)はより急激ですが、燃料電池という新しい電力ソリューションが、従来のグリッドインフラの限界を補完する構造になっています。
ただし両社ともすでに投資家から高い評価を受けており、株価がここ数ヶ月で倍以上になっています。記事は「インフラ需要は実在し、チップ取引ほど混雑していない」という論理は成立するが、「既に数年分の成長が株価に織り込まれている」と指摘しており、投資判断は慎重さが求められる段階にあります。
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