
ジョン・ターナス氏がアップルCEOに就任した。
課題は端末価格を押し上げるメモリー危機だ。
最初の試練は9月9日の製品発表となる。
何が起きたか
ジョン・ターナス氏が火曜日、ティム・クック氏の後任としてアップルのCEOに就任した。2011年のスティーブ・ジョブズ氏退任以来、2人目のCEOとなる。ソフトウェアから端末、財務、法務まで全ての管掌を任された。
なぜ重要か
時価総額4兆7000億ドルの企業を率いるターナス氏だが、AI戦略は未完成のままだ。さらに世界規模のメモリー不足により、アップルは6月にMacBookとiPadの値上げを余儀なくされており、iPhoneの値上げも近いと見られている。国内のiPhone利用者は、値上げに伴う端末購入コスト上昇の可能性がある。
注目点
最初の大舞台は9月9日の発表イベントで、新型iPhoneとApple Watchの投入が予想される。折りたたみ端末が今秋、約2500ドルで登場するとの予測もあるが、端末価格の上昇が販売台数の伸び悩みを覆い隠す可能性も指摘されている。
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ターナス氏は重要な局面での就任となる。アップルのAI戦略はまだ道半ばであり、メモリー不足は利益率と価格に圧力をかけている。クック氏が会長として残ることは、ターナス氏にとって移行を円滑にし、政策当局者との関係維持にも役立つ可能性がある。ただ課題は明白だ。Vision Proなど最近の製品は爆発的なヒットに至っておらず、コスト圧力を管理しながら新たな成功を生み出す必要がある。アナリストのジーン・マンスター氏は、人材採用と育成を活性化し、会社を再発明することが必要だと指摘する。市場は端末サイクルとシェア拡大を評価し、アップル株は2026年に約17%上昇した。だが値上げへの依存は端末販売の弱さを隠し、後のサービス収益に影響する可能性があるとの警戒も出ている。製品分野の開拓が進む中、ターナス氏のハードウェア経験は強みとなり得るが、製品以外でもリーダーシップを発揮し、株主と顧客を満足させるビジョンを示せるかが問われる。
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