
韓国のメモリ半導体メーカーSK Hynixが、米国にADR(米国預託証券)を上場し、約$28 billion(約4.5兆円)の調達を計画しています。
AIシステムのメモリ需要の急増により、メモリ供給が不足する状況が続いており、同社の売上は前年比約200%増加、株価も約260%上昇しています。
米国投資家はMicronに続く成長企業への投資機会として注視しているとみられます。
何が起きたか
韓国メモリ半導体メーカーのSK Hynixが、米国でADR(米国預託証券)を上場させる計画を発表しました。約1,780万株を売却し、ソウルでの直近終値に基づくと約$28 billion(約4.5兆円)の調達を見込んでいます。木曜日に価格決定、金曜日から取引開始の予定です。
なぜ重要か
AI向けメモリ不足(「RAMageddon」と呼ばれる)が深刻化するなか、メモリ需要を独占できるメーカーが米上場することで、米国投資家がAIブーム恩恵の成長企業に直接投資できるようになります。SK Hynixは第1四半期売上が前年同期比で約200%増加し、株価も今年約260%上昇しており、メモリ不足が続く限り好況が続く可能性があります。
注目点
Micron(米国のメモリ大手)は過去1年で約700%上昇し$1 trillion(約160兆円)超の時価総額に達しており、SK HynixもMicron同様のAI需要の恩恵を期待する投資家から注目されるとみられます。
AI向けメモリ需要が急増するなか、メモリチップ製造業は最大の恩恵を受ける産業となっています。Amazon、Microsoft、Google、Oracleといった大規模クラウド事業者がAIインフラの構築に投資を加速させており、HBM、DRAM、NANDなどのメモリチップが極度に不足している状況が「RAMageddon」と呼ばれています。
この需要急増のなかで、Micronは過去1年で$1 trillion(約160兆円)超の時価総額に到達し、投資家から高く評価されています。SK Hynixも同じ メモリ供給不足から恩恵を受けており、第1四半期の売上が前年比約200%増加、株価も約260%上昇しています。米上場により、米国投資家はこの成長トレンドに直接投資できるようになります。
ただし、記事が指摘する通り、SK HynixとSamsung傘下企業が合計$550 billion(約88兆円)以上を新工場建設に投じるという計画には重大なリスクがあります。工場の完成時期までに、AI向けメモリの需要パターンが変わる可能性があり、その場合、供給が需要を上回ってメモリ価格が急落する可能性があるとみられます。
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