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大規模言語モデルAIコーディングZenn AI/ML掲載日時: 2026年10月15日 10:00

Gemini APIとPythonで簡易RAG構築ガイド

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Gemini APIとPythonで簡易RAG構築ガイド

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    ahicが、『documents』フォルダ内の全.txtファイルを連結し、Geminiの『gemini-pro』モデルに与えてQ&Aさせる簡易RAG(検索拡張生成)システムの手順ガイドを公開した。

  2. なぜ重要か

    文書のみから回答し、それ以外は『文書にこの情報は含まれていません』と答えるよう指示することで文書外の回答を抑え、ベクトルデータベースなしで定型の社内Q&Aを自動化できる。

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背景と解説

このガイドの設計は、本格的なRAGパイプラインの仕組みを意図的に省いている。文書をベクトルに埋め込んで関連チャンクを検索する代わりに、『documents』フォルダ内の全.txtファイルを1つの大きなコンテキストに連結し、厳格な指示とともにモデルに渡すだけだ。索引もベクトルデータベースも不要で、拡張性と引き換えに構築の速さを取っており、作者が短めの文書群向けの『簡易版』と位置づけている理由もそこにある。

作者が同梱する2つの例は想定用途をよく示している。休暇申請、経費の締め切り、リモートワークの上限、採用に関する質問を扱う社内ガイドラインと、開発フェーズの終了日、主要顧客、次回定例会議を列挙したプロジェクトメモだ。休暇申請は何日前までに必要か、プロジェクトAの次回会議はいつか、といった質問はこれらのファイルからそのまま回答され、給与に関する質問は記載がないため拒否される。

作者は破綻する箇所も指摘している。Gemini APIは一度に処理できるトークン数に上限があるため、非常に長い文書や多数の文書はすべて連結するとエラーを引き起こしうる。推奨される進め方は、文書をチャンク分割し、埋め込み、最も関連するチャンクだけを検索する方法——この簡易版が意図的に避けている標準的な本格RAGのアプローチだ。

よくある質問
このシステムの実行に必要なものは?
Python 3.9以上、google-generativeaiとpython-dotenvライブラリ、Google AI Studioで取得したGemini APIキーを.envファイルに保存したもの。
文書にないことを質問するとどうなる?
プロンプトが『文書にこの情報は含まれていません』とだけ答え他の情報を加えないようモデルに指示するため、文書外の質問にはその回答が返る。
この簡易版の限界は?
全ファイルを1つのプロンプトに連結するため、文書が長かったり数が多かったりするとGemini APIのトークン上限に達する。作者は今後の拡張としてチャンク分割とベクトル検索を挙げている。
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