AIToday
大規模言語モデルAIコーディングZenn AI/ML掲載日時: 2026年10月28日 13:00

12時間プロンプトキャッシュをAPIで提供へ

LINEで送る
12時間プロンプトキャッシュをAPIで提供へ

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    OpenAIのDay 16リリースにより、Responses API利用者はGPT-5.6以降のモデルでprompt_cache_options.ttlに「12h」を設定できるようになった。

  2. なぜ重要か

    数時間後に再開する作業が対象で、開発者やCodexユーザーは同じ長いコンテキストの再処理を避けられる。

誰に効くかResponses APIで開発する開発者や、長時間のコーディング作業にCodexやChatGPT Workを使うチームが最も恩恵を受ける。数時間後にセッションを再開しても、同じコンテキストを一から再処理するコストを払わずに済む可能性がある。

わからないところ、AIに聞けます

質問と回答はこのページに公開されます。

こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。

背景と解説

Day 16はOpenAIの28日間リリース体制の一環で、長コンテキスト作業を狙った一連の変更に続くものだ。Day 7ではGPT-6.1 Solの標準コンテキストを272Kから500Kトークンに拡大し、Day 12ではコンテキストの再利用とサブエージェント間のルーティングを改善した。Day 16は焦点を容量から永続性へ移す。数時間にわたる間隔をまたいで再利用可能なキャッシュを生かし続けるもので、APIの明示的な設定と、ログイン済みのCodex・Workユーザー向けの製品レベルの保証という2つの形を取る。

発表の2つの部分は異なるルールに基づく。APIオプションはTTLの選択肢であり、再利用の機会を提供するが個々のリクエストでのヒットを約束するものではない。一方、Codex / Workの保証は古いスレッドに戻る際の体験を説明するものだ。既存ユーザーは、新しいprompt_cache_options.ttlパラメータが旧モデルで使われていたprompt_cache_retentionとは異なる点にも注意が必要で、「12h」の値を旧フィールドにそのまま渡すことはできない。

実際の効果は利用パターンによる。長い共有プレフィックスを大きな間隔で再利用するなら、高い書き込みコストに見合う可能性があるが、30分以内に頻繁に使うならデフォルトが有利になりうる。キャッシュ済みトークンもTPMレート制限にカウントされ続けるため、コスト測定は利用内訳によって変わる。

よくある質問
12時間キャッシュはすべてのOpenAIモデルで利用できますか?
いいえ。ttl設定はGPT-5.6以降のモデルでResponses APIに適用されるもので、すべての旧モデルやChat Completions APIにそのまま適用することはできません。
12時間に設定すると、キャッシュされたデータは12時間後に削除されるのですか?
いいえ。TTL:「12h」は最低保持期間であり、OpenAIがキャッシュをそれより長く保持する場合があります。削除期限でもデータ保持ポリシーの変更でもありません。
何回再利用すれば12時間キャッシュはデフォルトの30分キャッシュより安くなりますか?
30分キャッシュが30分ごとに失効するという単純化した前提では、12時間オプションは3回目の利用から安くなります。
LINEで送る

あなたの仕事に関係するAIニュースを、毎朝お届けします。

業界と使っているAIツールを選ぶと、仕事に関係するニュースが毎朝届きます。

登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。AIはこの記事・AIToday の過去記事・Wikipedia を読み、出典を付けて答えます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

質問と回答はこのページに公開されます。

このようなAIの動きを、御社の業界・競合に合わせて毎日届ける法人プランもあります → 詳しく見る

関連記事

次の記事へTiny Desk AIが写真から曲付き動画を販売