
LAのラッパーFenix Flexinが、ヒット曲「Rubberz」の制作にAIツール「Treblo」を使用したことを事実上認めました。
これまでインタビューで「AIは使っていない」と明言していたのに対し、最近のSNS投稿では「AIを使わなかったとは言ったことがない」と主張を変えています。
プロデューサーのMedasinが使用を指摘し、AI検出ツールでも確認されたことで、説明の矛盾が浮き彫りになっています。
何が起きたか
LAのラッパーFenix Flexinが、ヒット曲「Rubberz」の制作にAIを使用したことを認めました。これまで直接問われた際は「AIは使っていない」と述べていましたが、Instagramのコメントで「AIを使わなかったとは言ったことがない」と主張を変えました。
なぜ重要か
プロデューサーのMedasinがAIツール「Treblo(旧Sonauto)」の使用を指摘し、同社がAI検出ツールで当該曲がTreblo製だと特定したことで、否定していた事実が露呈しました。Fenixは従来、ホットラジオ局Hot 97のインタビューで明確に「AIは入っていない」と答えており、説明が一貫していません。
注目点
Fenixは現在、新技術を活用することは「時代に遅れないための当然のツール使い」だと述べています。同じく80年代風の楽曲『$tarface』でAIを認めたTygaとの比較がSNSで指摘されており、AI利用に対する音楽業界・リスナーの受け止め方が問われています。
音楽制作におけるAI利用の透明性をめぐる議論が顕在化しています。Fenix Flexinは「Rubberz」リリース後、AI使用疑惑に対して一貫して否定してきました。録音セッションファイルのクリップを投稿し、「プロツールズ、オートチューン、リバーブで人間2人が自分のリビングルームで録音した」と主張し、口パク疑惑にも反論するなど、公開の場で複数回にわたってAI疑惑を払拭しようとしていました。しかしMedasinとTreblo社による指摘・検証が公開されると、「AIを使わなかったとは言ったことがない」と説明を変更し、むしろ新技術は「時代に遅れないためのツール」だと肯定的に述べるようになりました。この転換は、AI利用の事実が第三者による技術的証拠で明らかになった場合、事後的に正当化する傾向を示唆しています。同時にTygaが80年代風アルバム『$tarface』でAI利用を認めている事例との対比から、音楽業界におけるAI利用の認識や受け入れ態勢がまだ統一されていないことが伺えます。
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