AIToday
大規模言語モデルAIビジネス・産業Zenn AI/ML掲載日時: 2026年10月3日 10:00

AI利用の電気代、1回約0.01円 世界全体では年170億円と筆者推定

LINEで送る
AI利用の電気代、1回約0.01円 世界全体では年170億円と筆者推定

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    ChatGPTは1回あたり約0.01円、Geminiは約0.007円と各社が自己発表した。筆者の推定では全AI合計1日50億回で年間約170億円に達する。

  2. なぜ重要か

    1回の電気代は極めて小さいが、利用者が増えれば総額は無視できない規模になる。筆者の推定は公式な合算値ではなく、今後の負担が拡大しうることを示す。

  3. 注目点

    ボトルネックは電力ではなく水とされる。2030年にデータセンターが新規に必要とする水はニューヨーク市の1日分の使用量に相当するとされ、冷却水の確保が焦点となる。

誰に効くかAIサービスの電力コストを試算するデータセンター事業者や、AI導入の環境負荷を評価する企業のサステナビリティ担当者に影響する。個人の利用負担は小さいが、大規模運用では水の制約が計画の前提になりうる。

わからないところ、AIに聞けます

質問と回答はこのページに公開されます。

こういう要約が、毎朝あなたのメールに届きます。

背景と解説

AIの利用コストは、各社が公表する1回あたりの電気代で見る限り極めて小さい。だが、利用者数と1人あたりの利用回数、そして1回の処理量が同時に増えている点が事態を変える。特にエージェント型の利用では、1回の依頼に対して内部で何十回も推論を回すため、消費電力は通常のチャットとは桁が違うと筆者は指摘する。

こうした需要増に対し、IEAは世界のデータセンターの電力消費が2030年に945 TWhへ達すると予測し、日本国内でもWood Mackenzieの試算で2034年に57〜66 TWhへ増える見通しだ。今後10年の国内電力需要の伸びの60%をデータセンターが占めるとされる。

筆者が最も意外だと述べるのは、制約が電力ではなく水にあるという点である。2030年にデータセンターが新規に必要とする水はニューヨーク市の1日分の使用量に相当するとされ、冷却水の確保が普及の鍵を握るとみられる。

よくある質問
AIを毎日使うと電気代はどのくらいかかりますか?
ChatGPTは1回あたり約0.01円で、毎日10回を1年続けても38円と、個人の負担としては無視できる水準にとどまる。
世界全体のAI利用の電気代はいくらですか?
全AI合計で1日50億回と置いた筆者の推定では、年間約170億円に達する。これは12万8千世帯の1年分に相当する規模である。
AIの電力消費は今後どうなりますか?
IEAの予測では世界のデータセンターの電力消費は2024年の415 TWhから2030年に945 TWhへ増え、日本1国の年間消費とほぼ同等になる。
LINEで送る

あなたの仕事に関係するAIニュースを、毎朝お届けします。

業界と使っているAIツールを選ぶと、仕事に関係するニュースが毎朝届きます。

登録無料・Googleアカウントなら30秒・いつでも解除できますAITodayについて →

AIに質問

この記事についてわからないことをAIに質問できます。AIはこの記事・AIToday の過去記事・Wikipedia を読み、出典を付けて答えます。Q&Aはこのページに公開され、他の読者も読めます。

質問と回答はこのページに公開されます。

関連記事

次の記事へNVIDIA、AI需要と自社株買いで5月以来の最高値