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AIビジネス・産業Yahoo Finance AI掲載日時: 2026年8月4日 13:005分で読める

SK hynix、AI向け次世代メモリHBFの標準仕様を初公開

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SK hynix、AI向け次世代メモリHBFの標準仕様を初公開

要点

  • SK hynixとSandiskが、AI時代のメモリボトルネック解決を目指す次世代ストレージ技術HBFの標準仕様を公開しました。

  • 容量512GBまで、帯族幅は最大3.0TB/sで、HBMとSSDの中間層として高速転送と大容量を両立させます。

  • Google、Tenstorrentなどが参画するコンソーシアムは2月の立ち上げから約6ヶ月で初の標準化を達成しており、AI推論処理の拡大に伴うデータ処理課題への対応が進みつつあります。

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    SK hynixとSandiskがHBF(High Bandwidth Flash)という新型メモリ技術の標準仕様を初めて公開しました。容量は512GBまで対応し、帯域幅は3段階(Grade1~3)で最大3.0TB/sの性能を実現します。

  2. なぜ重要か

    HBFはHBM(高速メモリ)とSSD(ストレージ)の間に位置する新しいメモリ層で、AI推論の急増に伴う大量データ処理時の通信速度と容量の両立という課題を同時に解決する技術として注目されています。

  3. 注目点

    FMS 2026(8月4~6日、カリフォルニア州サンタクララで開催)でSK hynixが基調講演とパネル討論を予定しており、第10世代375層4D NANDも初展示されます。このNANDは従来比で2.5倍の電力効率を実現するとしています。

詳細

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2026年8月3日、SK hynixはSandiskとの協力下で、次世代ストレージ技術High Bandwidth Flash(HBF)の初となる標準仕様を公開しました。この発表は、カリフォルニア州サンタクララで8月4~6日に開催されるFMS(Future of Memory and Storage)2026の開幕に合わせたもので、SK hynixはイベント期間中に基調講演とパネル討論を通じてHBFをAI時代のメモリボトルネック解決を実現する重要技術として提示する予定です。

HBF技術は、HBM(高帯域メモリ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の間に位置する新しいメモリ層として機能し、HBMと同等の高速データ転送をNAND技術による大容量拡張と組み合わせています。AI推論処理の急増に伴うデータ処理量の爆発的増加に対して、従来の通信速度と容量の両立課題を同時に解決する技術として注目されています。標準仕様では容量は8段積みと16段積みの2つの構成で512GBまで対応し、帯域幅は3つのグレード(Grade1~3)で約0.4TB/sから3.0TB/sの範囲で段階的に提供されるよう設計されています。

この標準化は、SK hynixが2025年8月にSandiskとの標準化パートナーシップを開始した後、2026年2月にコンソーシアムを正式立ち上げしてからわずか6ヶ月という迅速な進展であり、GoogleやTenstorrentなどの主要企業の参画により生態系の拡大が同時進行しています。イベント会場ではSK hynixが第10世代375層の4D NANDフラッシュメモリを初展示するほか、Google DeepMindやSandiskとのパネル討論「Breaking the Memory Wall with HBF」が予定されており、業界の関心の高さが伺えます。この4D NANDは従来比で2.5倍の電力効率を実現するとされています。

HBF技術の統合を可能にするもう一つの重要要素は、UCIe1(Universal Chiplet Interconnect Express)という業界標準の接続インターフェース規格の採用です。これにより、GPUやCPUを含む異なるプロセッサタイプ間で柔軟にHBF技術を統合できるように設計されており、今後の広範な業界導入への基盤が築かれています。SK hynixは「HBF技術を通じてメモリとストレージの境界を広げ、システム効率を向上させる新しいアーキテクチャの実現に貢献する」としており、AI基盤インフラの次世代化に向けた重要な一歩と位置付けています。

背景と解説

SK hynixが立ち上げたHBFコンソーシアムは2025年8月のSandiskとの標準化パートナーシップを経て、2026年2月の正式発足からわずか6ヶ月で初の標準仕様公開という迅速な進展を遂げました。GoogleやTenstorrentなど主要プレイヤーの参画により、エコシステムの拡大が進んでいます。AI推論処理の急増がもたらすデータ処理量の増加に対し、従来のメモリ階層構造では通信速度と容量の両方を満たすことが困難になっており、HBFはこの構造的課題への現実的な技術応答として位置付けられています。UCIe1という開放標準インターコネクトの採用により、異なるプロセッサアーキテクチャ間での相互運用性が担保されることは、業界全体でのHBF導入を加速させる可能性があります。

よくある質問

HBFはどのような技術ですか?
HBF(High Bandwidth Flash)はHBMとSSDの間に位置する新しいメモリ層で、HBMと同様の高速データ転送を実現しながらNAND技術を活用して容量を大幅に拡張するものです。
HBFの性能仕様は?
容量は8段積みと16段積みの2つの構成で512GBまで対応し、帯域幅は3つのグレード(Grade1~3)で約0.4TB/sから3.0TB/sの範囲で提供されます。
どのプロセッサと接続できますか?
HBF技術は業界標準のUCIe1インターコネクト規格を採用しており、GPUやCPUを含む異なるプロセッサタイプ間で柔軟に統合できるよう設計されています。
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