
オクロとX-EnergyがAIデータセンター向け原子炉の稼働を競う。オクロは2028年稼働目標。
X-Energyは許認可中。発電はオクロが先行か。
規模拡大はXが後続。
何が起きたか
オクロとX-Energyが、AIデータセンター向け電源として初の原子炉稼働を競っている。オクロは2025年9月にアイダホフォールズのAurora-INLサイトで着工し、2028年の稼働を目指す。
なぜ重要か
一般的な100メガワットのデータセンターは米国の約8万世帯分の電力を消費するため、新規電源の確保が急務だ。オクロはDOEの原子炉パイロットプログラムで許認可が迅速化される一方、X-EnergyはNRCの標準ルートで時間はかかるものの、商業運転免許の取得を目指す。国内のAIデータセンター事業者は、原子力発電由来の電力確保を巡り、商用化競争の結果に左右される可能性がある。
注目点
発電開始ではオクロが有利とみられるが、規模拡大ではX-Energyに分がある可能性がある。2028年12月までに推定2,441のデータセンターが稼働する見込みで、筆者は売上と運転データの先行を理由にオクロを支持する。
オクロとX-Energyの競争は、AI成長のボトルネックである電力問題を浮き彫りにしている。データセンターは膨大な電力を必要とし、原子炉は安定した炭素フリーの電源となる。オクロの強みはパイロットプログラム参加による許認可と試験の迅速化で、着工と2028年稼働目標を可能にしている。これにより具体的なスケジュールと早期の収益が見込める。
X-EnergyはNRCの標準許認可ルートで時間を要するが、商業運転免許を取得できれば複数炉の展開が容易になる。オクロが先行する可能性はあるが、2028年までに稼働が見込まれる数千のデータセンター需要に対応するには、X-Energyのアプローチが艦隊構築に適しているかもしれない。
筆者がオクロを選ぶ理由は、稼働原子炉による即時の収益と運転経験が、将来の迅速な展開に再投資できるためだ。ただし、両社がマイルストーンに到達するまで最終結果は不透明である。
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