
何が起きたか
データセンター向け電源・冷却装置メーカーのVertivが、受注が前年比2倍になり、第3四半期の純売上高が43億1000万ドルとウォール街予想の37億6000万ドルを上回ったと発表し、株価が13%急騰した。
なぜ重要か
受注倍増はAI主導のデータセンター建設がなお加速していることを示し、Vertivが供給するインフラへの需要が続くことをうかがわせる。
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Vertivの決算発表は、CEOのGiordano Albertazziが「最大規模のインフラ建設」と呼び、加速していると語る状況のただ中に同社が位置する中で行われた。データセンターや企業ネットワーク向けの電源・冷却ハードウエアを手がける同社は、GoogleやMicrosoftなどの支出の恩恵を受けており、S&P Global Market IntelligenceによればAlphabet、Microsoft、Nvidia、Amazonが顧客に名を連ねる。この顧客構成により、Vertivの業績は最大手クラウド・半導体各社の設備投資計画に直結している。
株価を動かしたとみられるのは受注が前年比で2倍になった点だ。需要が強いだけでなく、より速いペースで伸びていることを示すからだ。同社はこの需要シグナルに好調な第3四半期決算と通期見通しの引き上げを重ね、2026年の純売上高見通しを138億ドル〜142億ドルから144億5000万ドル〜148億5000万ドルへと引き上げた。通期の調整後希薄化後1株当たり利益7.10ドル〜7.20ドル、伸び率69%〜71%という利益見通しの引き上げにより、レンジ中央値はウォール街のアナリストが織り込んでいた1株6.73ドルを上回る。
第3四半期自体も予想を大きく上回った。純売上高は43億1000万ドルで市場予想37億6000万ドルを上回り、調整後希薄化後1株当たり利益は2.21ドルと前年比78%増で予想1.82ドルを超えた。決算とガイダンス引き上げを合わせて見ると、Vertivは建設が頭打ちになるのではなく続くと見ていることがうかがえる。ただしこの支出ペースがいつまで続くかは、最大顧客の設備投資計画によって決まるとみられる。
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