
SalesforceはAWSの新機能でAIモデルの高可用性を実現した。
全本番モデルで2-AZ対応が必須だ。
コスト削減と障害耐性を両立させる。
何が起きたか
SalesforceがAmazon SageMaker AI Inference Componentsの新機能「IC Placement」を利用し、Agentforceのモデルを複数のアベイラビリティゾーン(AZ)に分散配置する高可用性構成を実現した。この機能により、インフラコストを8倍削減しつつ、同社のコンプライアンス基準である全本番モデルの2-AZ対応を満たす。
なぜ重要か
従来の配置アルゴリズムはAZバランスを考慮せず、インスタンス障害やAZ障害でモデル全体が停止するリスクがあった。新機能はAZ間のコピー分散を制御し、障害分離とGPU利用効率のバランスを可能にする。国内のAI運用企業が、可用性とコストの両立を図る新たな手法を検討する可能性がある。
注目点
SchedulingConfigパラメータでAvailabilityZoneBalanceとPlacementStrategy(SPREAD/BINPACK)を設定する。HAにはCopyCountを2以上に設定し、スケールアウト・イン時もAZバランスを維持する。監視にはSageMaker AI InsightsのAZスキュー指標が役立つ。
SalesforceがAgentforceの高可用性(HA)を実現するために、Amazon SageMaker AIの新機能を活用した事例だ。同社は全本番モデルに2-AZ対応を義務付けており、従来の配置アルゴリズムではコスト最適化が優先され、AZバランスが考慮されていなかった。新たなSchedulingConfigパラメータにより、AZ間の分散とインスタンス内の配置を細かく制御できるようになった。SalesforceはSPREAD戦略を選択し、障害分離を優先した。これにより、インスタンス障害やAZ障害によるモデル全体の停止リスクを低減できる。
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