
何が起きたか
上原氏は「AI社員」「AI企業」に言及した投稿2716件を分類し、7種類の異なるものを指すと判明。オーケストレーターAIが人間を介さず業務を流す説明は438件(16.1%)のみ。
なぜ重要か
同じラベルが、職種名を付けたチャット画面にも、役割間でタスクを振り分けるソフトウェアにも使われるため、ラベルだけでは実際に何が動いているか読者には判断できない。
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この分類は実務上の不満から生まれた。EarthLink Networkでソフトウェア開発を率いる上原氏は、「AI企業」と聞いてPaperclipのようなものを思い浮かべていた。PaperclipはAIエージェントに組織図・予算・承認フローを与えるオープンソースプログラムで、業務が受信箱に届き、割り当てられたAIがそれを取り上げ、次のステップを別の役割に引き継いで進む。しかし氏が読んだ投稿の大半は違う仕組みだった。
ラベルと仕組みの乖離が核心だ。「AI社員」は、役割を与えられたチャット画面、指示ファイル、スケジュールされたジョブ、常時稼働する単一エージェント、マルチエージェントの引き継ぎシステム、他社製品、あるいは単にAIを同僚として扱う意図を指しうる。上原氏は、この言葉は何が動いているかではなく、どう扱われているかを表すため、同じ人数の主張を持つ2つの投稿でも全く別物を指しうると指摘する。
データは、主張される規模と実際の業務の乖離も示す。16部門を構築したが呼び出されたのは2つだけと書いた人もいれば、AI社員15人を数えて稼働中は3人、一度も呼び出されていないのは6人と分かった人もいる。38日間マシンが稼働した一方、動画生成は37日間遊休状態だったという報告もあった。上原氏が提案する基準は、何が動いているか、実在する組織があるか、人が実際に何をしているかでシステムを比較することだ。
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