
何が起きたか
CADDiは評価額12億ドルで1億1400万ドルを調達した。2025年3月のSeries C拡張時に報告した4億7000万ドルから上昇し、米国でプラットフォームを開始する。
なぜ重要か
評価額の上昇と約900人への約5割増の人員は、投資家が日本での勢いを海外で再現できると賭けていることを示す。
注目点
日本の上位100社の製造業の半数超が顧客だ。米国展開はこれが引き継がれるかが鍵。既存投資家Atomicoの役割に注目だ。
誰に効くか製造エンジニアと購買チーム、特に既にCADDiを使う日本の上位100社の製造業の半数超は、チームごとのファイルではなく一つのプラットフォームを通じて、図面検索、重複部品チェック、サプライヤー価格データを利用できるようになる。
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CADDiは2017年、元McKinsey & Co.の職員である加藤勇志郎と、元Apple Inc.社員の小橋晃が設立した。現在は本社を東京とシカゴに置く。最初の製品CADDi Drawerは2022年に登場し、日本の上位100社の製造業の半数超が現在顧客だと同社は言う。売上は毎年2倍以上に伸び、2025年3月のSeries C拡張以降、従業員は約5割増えて約900人になった。
新プラットフォームは、設計ファイル、発注書、検査結果が別々のチームに保持してきたデータを再編成する。CADDiによれば、同社ソフトウェアはこれらの記録の意味と関係を整理し、スタッフとAIエージェントがファイルを手渡しするのではなく、一つの共通セットから引き出せるようにする。CADDi ExplorerはDrawerを継いで製造の発見エンジンとなり、CADDi Agentはデータを分析し、各顧客の運用文脈内で行動する。6つのワークフロー製品が製造バリューチェーン全体をカバーする。
加藤は、汎用AIはドメイン特化モデルなしには関与するデータを扱えないと主張し、Fortuneに対し、LLMを使って設計レビューを行う人を見たことがないと語った。図面やCADを理解しないからだ。CADDiが世界第2の製造市場と呼ぶ米国展開の試練は、国内の顧客基盤と販売の勢いが、購買行動が異なる可能性のある市場に引き継がれるかどうかにかかっている。AtomicoのLuca EisensteckenとCoreline VenturesのKen Haraは、機会を製造ライフサイクル全体のインテリジェンス層の構築と位置づけた。この賭けは、製造業者がこれまで取得してこなかった記録をどれだけ早くデジタル化するかにかかっている。同社は資金を自社AI技術、プラットフォームのさらなる開発、採用に充てる計画で、北米展開も進める。
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