
何が起きたか
中国のAIエージェント開発企業Manusが5億ドル超を調達。Boyu Capitalが主導し、Tencent Holdings Ltd.などが参加。評価額は40億ドルと報じられた。
なぜ重要か
単独企業としての事業再開後、マルチステップのタスクをPC上で実行できるとするAIエージェントの開発を続けるための新たな資金を確保した。
誰に効くか今回の資金により、Manusはコンピューター上でマルチステップのタスクを実行できるソフトを求める消費者や企業向けに、AIエージェントの開発と販売を続けるための原資を得る。競合開発企業やその投資家は、高い評価額でも消費者向けAIエージェントに資金が集まると受け止める可能性がある。
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Manusは2022年にButterfly Effect Co. Ltd.として始まり、複数のAIモデルに単一インターフェースでアクセスできるブラウザ拡張機能を販売していた。2024年に1000万ドルを調達し、Manusエージェントとなる製品に軸足を移した。同エージェントは昨年3月、招待制プログラムで開始。マルチステップのタスクを実行する様子の動画が話題となり、Benchmarkが2025年4月に7500万ドルを投資し、同社は本社をシンガポールに移した。
Metaへの売却計画は4月、中国の規制当局が阻止したため頓挫し、Manusは単独企業として事業を再開すると表明。その後は製品改善に努め、今回の調達の数日前にManus 2.0を公開した。Manus 2.0には新しいハーネス、クリップやビデオゲームを生成するツール、バックエンドコードなどの処理を担うCloud Computer、メールアカウントやデジタルウォレットなどのリソースをエージェントに付与できるCueが含まれる。
Manusの調達は、競合する消費者向けAIエージェントを持つ新興企業Nous Research Inc.が9000万ドルを調達した翌日に実現した。大手が自社製エージェントを開発する中でも、投資家がエージェント開発企業への投資を続ける意思を示した形だ。
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