
マスターカードはAI主導の商取引に向けた基盤を構築している。
Agent PayプロトコルでAIエージェントの取引を認定する。
ステーブルコイン基盤のBVNKを買収し、分断されたデジタル決済を結ぶ構えだ。
何が起きたか
マスターカードのマイケル・ミーバックCEOは、AIエージェントを取引の当事者として認定する同社の「Agent Pay」プロトコルについて説明し、こうした取引がすでに動き始めていると述べた。
なぜ重要か
このプロトコルは、AIショッピングエージェントによる決済や、B2B向けのマシン間決済を可能にする「エージェンティック・コマース」を実現するものだ。取引量の増加に加え、トークン化やサイバーセキュリティといった新たなサービスの提供も見込める。国内の決済関連企業は、AIエージェント間取引の普及に伴う新たな決済需要の拡大に直面する可能性がある。
注目点
マスターカードは、複数のチェーンやステーブルコイン通貨間の相互運用性を推進するため、大手ステーブルコインプラットフォームであるBVNKの買収を今四半期中に完了させる予定だ。
マスターカードCEOは、AIエージェントが消費者・企業双方の商取引の中心となる未来像を示した。Agent Payプロトコルは、支払いエコシステムにおける新たな主体であるAIが開始する取引の認証とセキュリティ確保を目的としている。全取引データをトークン化することで、意図の証明と不正防止を実現しつつ、こうしたサービスから新たな収益源を生み出す狙いだ。
同社は、B2B商取引におけるマシン間決済に大きな機会を見出す。デジタルコンテンツやAPI、コンピューティングパワーが小額で高速に取引されることで、企業の運転資本効率を大幅に改善できる可能性がある。大手ステーブルコインプラットフォームであるBVNKの買収により、マスターカードは、現在カード決済で果たしているのと同様に、異なるステーブルコイン通貨やブロックチェーンを接続する相互運用レイヤーを提供できる立場を得ることになる。
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