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大規模言語モデルAIコーディングZenn AI/ML掲載日時: 2026年10月22日 1:00

MCP新仕様公開、セッション必須を廃止

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MCP新仕様公開、セッション必須を廃止

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    MCPの2026-07-28仕様でinitialize/initializedハンドシェイクとMcp-Session-Idヘッダーが廃止され、各リクエストがプロトコルバージョン、クライアント識別情報、ケイパビリティを_metaフィールドで運ぶようになった。

  2. なぜ重要か

    MCPサーバーをスティッキーセッションや共有状態ストアなしの単純なラウンドロビンロードバランサーの背後で運用できるようになり、オートスケーリングとサーバーレス導入の主な障壁がなくなるとされる。

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背景と解説

この仕様の公開から1週間も経たない2026年8月3日に著者は記事を執筆しており、内容はMCPの公式ブログとAnthropicのClaudeブログに基づく。旧設計はクライアントとサーバープロセスが会話全体を通じて接続し続けることを前提としており、ローカルのstdio接続では問題なかったが、MCPサーバーを冗長なクラウドワークロードとして運用しようとすると、12-Factor Appでおなじみのステートレス原則と衝突した。新仕様ではMcp-MethodとMcp-Nameという2つのヘッダーも追加され、ゲートウェイやファイアウォールがJSONボディを解析せずにツール呼び出しのルーティングと認可を行えるようになる。金融系Webの経歴を持つ著者はこれをセキュリティとパフォーマンスの向上と見ている。さらに認証はCIMD(Client ID Metadata Documents)とRFC 9207の発行者検証へと移行し、EntraやOktaといった既存のIDプロバイダーにMCPを接続しやすくなると著者は位置づける。非推奨となった項目(Roots、Sampling、Logging、DCR、レガシーなHTTP+SSEトランスポート)には最低12か月の猶予が設けられており、著者はこれを使い続けるための時間ではなく移行するための時間と読んでいる。

よくある質問
従来のセッションハンドシェイクの代わりに何が使われるのか?
各リクエストがプロトコルバージョン、クライアント識別情報、ケイパビリティを_metaフィールドで運ぶため、サーバーは呼び出し間で状態を保持しない。
ユーザーへの入力要求のような対話型ワークフローはどう動作するのか?
双方向ストリームはMRTR(Multi Round-Trip Requests)に置き換わる。サーバーがresultType「input_required」を返し、クライアントがinputResponsesに回答を入れて再送する。
2026-07-28に対応しているSDKはどれか?
Tier 1の4 SDK(TypeScript、Python、Go、C#)はすでに対応済みで、Rustはベータ版。
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