
NTTデータがパロアルトネットワークスと提携し、サイバー防御向けAI導入を支援する。
2029年末までに10億ドル規模の事業をめざす。
日本を含む世界の市場が対象だ。
何が起きたか
NTTデータグループは31日、米セキュリティー大手パロアルトネットワークスと提携すると発表した。両社の協業で2029年末までに10億ドル規模の事業をめざす。
なぜ重要か
サイバー攻撃がAIで高度になる中、企業の対策にAIを役立てる。NTTデータは国内外で7500人を超すセキュリティーの専門人材を抱え、今回の協業で人材をさらに育成し、パロアルトネットワークスの製品を扱いやすくする。日本国内の金融やヘルスケア、製造業の企業で、AIを活用したサイバー攻撃対策の選択肢が広がる可能性がある。
注目点
金融やヘルスケア、製造業を中心とした企業への提供を想定する。自律的に作業をこなすAIエージェントでサイバー攻撃を検知し、迅速に対応できるようにする。AIの透明性を高めるための仕組みも盛り込む。
NTTデータは7月にサイバー対策のAIサービスを始めると発表しており、今回の提携はその流れを強化するものとみられる。外部の複数の先端AIモデルを使い、ソフトウエアの脆弱性を診断するサービスを既に打ち出している。パロアルトネットワークスは2月にイスラエルのサイバーアークを買収し、製品群を拡充している。今回の協業では、NTTデータのセキュリティー人材を育成し、パロアルトネットワークスの製品を扱いやすくするほか、顧客企業に常駐してAI導入を支援する「フォワード・デプロイド・エンジニア」も活用する。
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