
Visaが脅威対処を迅速化するAIフレームワークの新版を公開した。解決時間が数週間から数時間に短縮される。
新たに3つのアドバイザリーサービスも提供。
AnthropicとOpenAIのモデルに対応する。
何が起きたか
Visaはサイバーセキュリティ製品群の強化を発表し、オープンソースのVisa Vulnerability Agentic Harness(VVAH)の次世代版を公開した。新バージョンは発見から是正まで対応し、解決までにかかる時間を数週間から数時間に短縮できる案件もある。
なぜ重要か
Visaはコンサルティング部門のVisa Consulting & Analyticsのサイバーセキュリティアドバイザリー業務も拡大し、新たに3つのサービスを追加した。これらは企業のリスク評価、優先順位付け、回復力強化を支援し、攻撃者に悪用される前に重要な脆弱性を見極めるという課題に対処する。
注目点
VVAHは設定変更により、AnthropicやOpenAIのモデルに加え、他のAIモデルにも対応する。2026年6月のオープンソース公開以降、世界中で数万人の開発者にダウンロードされている。
新たなVVAHのリリースは、脆弱性を特定するだけでなく、能動的に修正する段階への移行を示す。Visaは平均適応時間(MTTA)の短縮を重視しており、一部の解決が数週間から数時間に短縮されたとしている。このスピード重視の姿勢は、AIを活用したサイバー脅威が拡大する中で、迅速な悪用が主要なリスクとなっている現状と合致する。
Visaがアドバイザリーサービスを拡大した背景には、顧客がAIを活用したセキュリティを実践できるよう支援する狙いがある。新サービスには、経営層向け教育、成熟度評価、戦略的ロードマップ策定が含まれる。これらは、AnthropicのProject Glasswingへの参加、NVIDIAのOpen Secure AI AllianceやIBM/Red HatのProject Lightwellへの貢献など、Visaの最先端AIセキュリティへの関与に基づいている。
Visaのアプローチは、脆弱性の特定がもはや主要な課題ではないという認識を示す。重要課題は、どのリスクを優先すべきかを見極め、迅速に是正することにある。この見解は、Visaと共同でサイバーセキュリティ成熟度評価を実施し、リスク管理と運用面の回復力向上に取り組むCAIXA Cartõesの事例にも裏付けられている。
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