
エヌビディアがHugging Faceを129億ドルで買収する。
AI開発者向けのオープンプラットフォームは維持される。
エヌビディア製コンピューティングの利用は必須にならない。
何が起きたか
エヌビディアは本日、AI開発者向けオープンプラットフォームであるHugging Faceを129億ドルで買収すると発表した。Hugging Faceは2016年創業で、本社はニューヨーク州ブルックリンにある。
なぜ重要か
この取引は、Hugging FaceをAIエコシステム全体のオープンプラットフォームとして維持することを目的とする。エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、Hugging Face上での構築や展開にエヌビディアのコンピューティングを必須とせず、あらゆるモデル開発者のオープンソース・オープンウェイトモデルを引き続きサポートすると述べた。国内のAI開発者や研究機関が利用するオープンプラットフォームの運営方針に変化が生じる可能性がある。
注目点
Hugging Faceは1800万人以上の開発者・研究者・クリエイターを抱え、20万社以上の企業が利用する。300万以上のモデル、50万のデータセット、100万のアプリケーションが共有されている。創業チームは買収後も残留する見込みだとしている。
エヌビディアによるHugging Faceの買収は、両社がAI・ロボティクス開発で長年協力してきた関係の延長線上にある。7月には、オープンソースライブラリのLeRobotにエヌビディアのIsaac GR00T 1.7とIsaac Teleopフレームワークを追加した。さらに2026年5月には、Hugging FaceはデスクトッププラットフォームのReachy Mini向けにエージェント型AIツールキットを発表している。
ドゥラング氏は、オープンソースAIが規模を拡大するには、より多くのコンピューティング、サポート、コラボレーション、可視性が必要であり、それがエヌビディアとの協議につながったと説明する。また、OpenAIのサイバーセキュリティ実験によるHugging Faceへの攻撃は、オープンモデルが防御に使われたことでオープンソースの重要性を示したとも述べた。
今回の買収により、エヌビディアはオープンソースコミュニティを支援することで、AIプロセッサとアーキテクチャへの需要を確保できる可能性がある。TechCrunchによれば、Hugging Faceは4億ドルを調達しており、AIインフラ市場で競争する上でもこの買収は助けとなり得る。エヌビディアの直近四半期売上高は960億ドルで、前年同期比2倍となっている。
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