
過去10年でS&P500上位10銘柄のうち9つがAIインフラ関連だ。
エヌビディアが約13,589%のリターンで首位。
上昇の多くは2022年11月以降に集中する。
何が起きたか
S&P500株の過去10年の好成績上位10銘柄のうち9銘柄がAIインフラ関連だ。エヌビディアは10年トータルリターンが約13,589%で首位。2位のAMDの約6,000%を2倍以上上回る。
なぜ重要か
半導体メーカー、ネットワーク機器、光部品メーカー、空調設備業者まで顔を揃え、AIの影響の広がりがうかがえる。エヌビディアの時価総額は2022年11月のAIブーム開始以来、約4,180億ドルから4.5兆ドル超に拡大した。国内の半導体関連企業にとって、AIインフラ需要の拡大が長期化する可能性がある。
注目点
JPモルガンのアナリストは、2027年に予定されるデータセンター容量の約6割がまだ着工していないと試算する。このギャップが、この銘柄群を2020年代後半まで市場の焦点に留める可能性がある。
過去10年のS&P500好成績銘柄は、ほぼAIインフラ整備という一つのテーマに収斂する。エヌビディアが約13,589%のリターンで圧倒的で、AMDの6,099%を大きく引き離す。他にはマイクロン(5,486%)、Comfort Systems(5,157%)、アリスタ・ネットワークス(3,762%)、ラムリサーチ(3,099%)、テスラ(2,545%)、ルーメンタム(2,440%)、KLAコープ(2,401%)、シーゲイト(2,346%)が続く。これらの企業はAIデータセンター向けに半導体、製造装置、ネットワーク、冷却、ストレージを供給する。テスラだけはEV需要に牽引された異色の存在だ。
注目すべきは、利益の多くがこの10年間で均等に生まれたわけではなく、近年に集中している点だ。エヌビディアの時価総額は2022年11月のAIブーム開始以来、約4,180億ドルから4.5兆ドル超へ膨らんだ。ハイパースケーラーがこの2年で支出を急増させたことで、他の銘柄にも同様の加速が見られる。
今後このペースが続くかどうかは、ハイパースケーラーが現在の建設ペースを維持できるかにかかっている。JPモルガンのアナリストは、2027年に計画されるデータセンター容量の約6割が未着工と試算しており、これが2020年代後半までこれらの銘柄を市場の注目対象に留める可能性が高い。
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