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AI安全性・アラインメントAIビジネス・産業ITmedia AI+掲載日時: 2026年10月16日 13:00

AnthropicがMETR評価チームに社内アクセス付与

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AnthropicがMETR評価チームに社内アクセス付与

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    Anthropicは10月15日、METRの6人のスタッフに社用端末、オフィススペース、社内ツールやシステムへのアクセスを付与し始めたと発表した。自社のリスクチームとほぼ同等の扱い。

  2. なぜ重要か

    METRはAnthropicのリスクレベルやインシデントに関する独自の分析を公表でき、Anthropicはそれを阻止できない。事前に定めたカテゴリでの伏せ字要請のみ可能。

誰に効くかフロンティアモデル開発企業のAI安全・リスクチームと、彼らが社内に招き入れる外部評価機関にとって、外部レビュアーがどこまでのアクセスを得て、企業がどこまでの拒否権を保持するかの具体的なモデルができた。AnthropicはすべてのフロンティアAI企業にも同様の対応を求めているため、競合ラボのコンプライアンス・政策担当者は同水準の対応を迫られる可能性がある。

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背景と解説

Anthropicはこれを、評価機関との協働に関する3段階設計の最上位と位置づける。METRは最上位の第3段階。SecureBioは第1段階で、公表にはAnthropicの承認が必要であり、8月のリスク報告書の化学・生物兵器の章をレビューした。AnthropicはアクセンチュアやFacultyとも協働しており、Hugging Faceを含む他社とも初期段階の協議を進めている。

この取り決めは、CEOのDario Amodeiが9月のエッセイ「We Must Pace the Frontier」で示した常駐評価者の構想を、10月15日の発表で実践に移したものだ。METRはその前日の10月14日、すべてのフロンティアAI企業を対象にした独自の提案を公開した。開発者が自社の内部AIの制御を失うリスクについて、一般の人々が判断する材料を増やすことが目的だと明言している。METR自身も提案の限界を認めている。アクセスは各社の判断に委ねられるため、自社スタッフは社内の上級従業員と同等にはならない。

OpenAI CEOのSam AltmanはAmodeiの9月のエッセイを支持し、同社も同様の取り組みを行うと述べた。10月8日、OpenAIは安全研究者3人を解雇したと発表した際、外部の安全評価機関と契約を最終調整中で、数週間以内に詳細を公表すると説明した。

よくある質問
METRは具体的に何を見て、何を公表できるのか?
METRのスタッフはAnthropicの端末、オフィススペース、社内ツールやシステムへのアクセスを得る。これはAnthropic自身のリスク評価チームとほぼ同等。Anthropicのリスクレベルやインシデントに関する分析を公表し、伏せ字が妥当だったかについての見解も公表できる。
METRに共有されないものは?
Anthropicは一部のカテゴリをアクセス対象から外した。顧客データやモデルアーキテクチャに関する情報が含まれる。
METRの評価はどのように行われるのか?
METRは10月14日、フロンティアAI企業に対し、自社スタッフが社用端末上のデータにアクセスし、従業員に個別インタビューを行い、数週間以内に予備報告書を公表する案を提示した。アクセスは各社の判断に委ねられるため、社内の上級スタッフと同等にはならない。
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