
1Xは、NEOヒューマノイド向けの新型ロボットハンドを発表した。25自由度と力制御可能でバックドライブ可能な関節を備え、人間に近い器用さと触覚知覚を実現する。
同社は、ヒューマノイドロボットが物体の組み立てやツール使用、液体の注ぎなどの日常的な操作作業を実行できなかった技術的制限を、このデザインが解決すると述べている。
1Xはネオプラットフォームの広範な導入を支援するため、今年最大10,000台の製造を計画している。
何が起きたか
ヒューマノイドロボティクス企業の1Xが、NEOプラットフォーム向けの新型腱駆動ロボットハンドを発表した。25自由度を備え、指と手のひらに22個の完全制御関節、手首に3個の関節を搭載。力制御可能でバックドライブ可能な関節設計により、操作能力と触覚知覚が向上している。
なぜ重要か
同社は、新しいハードウェアがヒューマノイドロボットの能力を制限してきた「ハードウェア上限」を取り除き、AIモデルがより人間らしい操作を活かせるようになると述べている。このハンドはLEGOの組み立て、コインやネジの把持、電球の取り付け、ドライバーの使用、ジャケットのジッパー操作、ぶどうの分別、お茶の注ぎ、USB-Cコネクタの挿入、手話による通信など、日常的な人間の作業をこなすことができる。
注目点
1Xは専用生産ラインを確立し、今年最大10,000台の製造を予定している。ハンドは約5:1~15:1のギア比を持つ腱駆動駆動方式を採用し、IP68の防水等級を備え、圧力、接触位置、せん断力を測定できる高解像度触覚センシングを組み込んでいる。
1Xの新型ハンドは、ヒューマノイドロボティクスにおける根本的な制約として同社が位置付けるもの、つまり利用可能なハードウェアと実世界の操作作業の需要との間のギャップに対処する大きな転換を示している。このデザインは25自由度と力制御可能でバックドライブ可能な関節を組み合わせており、人間が当たり前のものとしている精密性と触覚フィードバックの両方を実現することを意図している。モーターを前腕に配置し、独自の腱を手首を通して導くことで、1Xは高いつかむ力を実現しながら、ハンド自体を軽量で継続的な使用に適した設計にしている。
同社の実用的能力への強調は、LEGO組み立てやツール使用からぶどう分別などの繊細な作業まで、実証されたタスクの多様性に反映されている。圧力、接触位置、せん断力を測定する高解像度触覚センシングの追加は、ハンドが物体をつかむだけでなく、それらを感知して反応することが意図されていることを示唆しており、同社はこれがより洗練されたAI駆動の操作を実現すると考えている。モーター、電子機器、センシング、ソフトウェアのすべてを社内開発する垂直統合アプローチにより、1Xは外部コンポーネントに依存したデザインよりも迅速に反復改善できる可能性がある。
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