
X-EnergyがNvidiaやAmazonとともにProject Prometheusに参加。AIで原子炉設計を迅速化し、コスト削減を目指す。
同社は144基の原子炉パイプラインを保有。
まだ黒字化していないが、19億ドルの流動性を確保している。
何が起きたか
X-Energyは7月、アイダホ国立研究所、Nvidia、AmazonとともにProject Prometheusの設立メンバーとなった。このプログラムにはエネルギー省から6000万ドルが投入され、X-Energyは1000万ドルと自社の原子炉・燃料データを提供する。
なぜ重要か
この取り組みはAIを活用し、原子炉設計、認可、製造、建設の時間とコストを削減することを目指す。成功すれば、X-Energyの144基の原子炉パイプライン(約11.5ギガワット相当)の経済性改善につながる可能性がある。日本の原子力関連企業は、AI活用による設計効率化の流れを受け、競争環境の変化に直面する可能性がある。
注目点
X-Energyは黒字化しておらず、第2四半期の売上高と助成金収入は5460万ドルで前年比154%増だった。流動性は19億ドルを保有し、負債はない。同社株は従来型エネルギー投資ではなく、高リスクの原子力成長株とみられている。
X-EnergyのProject Prometheus参入は、AIと原子力という2つの主要な投資テーマの交差点に同社を位置づけるものだ。エネルギー省から6000万ドルの支援を受けるこのプログラムは、原子炉設計、規制文書、燃料製造にAIを統合することを目指している。歴史的に長いタイムラインとコスト超過に悩まされてきた原子炉建設が最大の課題である同社にとって、AIはプロジェクト経済性を改善するゲームチェンジャーとなる可能性がある。
同社はすでにDow、Amazon、Centricaなどの有力顧客を抱え、テネシー州にTRISO燃料の米国初の商業プラントとなるTX-1燃料製造施設を建設中だ。しかし、X-Energyの財務状況はまだ黒字化しておらず、第2四半期の収益は主にエンジニアリング業務と政府支援業務によるものだ。11.5ギガワットのパイプラインと実際の運転容量の間には依然として大きなギャップがあり、認可、建設、資金調達の整合性が求められる。そのため、同社株は従来型のエネルギー投資ではなく、高リスクの原子力成長株とみるのが適切だ。
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