
何が起きたか
Microsoftは、2021年から活動するStorm-0940が9月頃からオープンソースのARTEXフレームワークを使い、航空宇宙や金融、政府、半導体など数百組織への攻撃を自動化し始めたと述べた。
なぜ重要か
ARTEXは偵察からデータ窃取までを人手をほとんど介さずに実行でき、どのAIモデルでも動作するため、同グループは一度にさらに多くの組織を標的にできるとMicrosoftは述べた。
誰に効くかMicrosoft 365とともにConnectWiseのクラウドバックアップアプリを利用している、または過去に利用していた組織のセキュリティチームは、Microsoftの指針に従い、不審な認証情報や権限変更がないかサインインログと監査ログを確認する必要がある。
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Microsoftによると、Storm-0940は2021年から活動し、幅広い業種を標的にデータを窃取してきた。同グループは9月頃からARTEXを使い始め、このフレームワークの言語オプションには英語のほか日本語、韓国語、中国語、スペイン語も含まれる。
ConnectWiseの事例は同グループの手口を示している。ConnectWise Cloud Backupなどのアプリの認証情報を窃取し、顧客のMicrosoft 365環境でそれらのアプリに既に付与されていた権限を悪用した。攻撃者は毎分2,900件のペースで2,250以上のテナントへのサインインを試み、一部の環境では情報を収集し、アプリに新たな認証情報を追加し、管理者権限を付与した。Microsoftは自社のシステムや製品は悪用されていないと述べ、侵入の痕跡があってもデータが閲覧・持ち出されたとは限らないとしている。
別途、GMOサイバーセキュリティ byイエラエは10月19日、日本企業を狙った不正アクセスでARTEXの悪用を確認したと発表した。9〜10月に約20社が標的となり、8社が侵害を公表した。MicrosoftはARTEXの利用者は複数地域にいると述べ、これらの攻撃とStorm-0940の関連については言及しなかった。
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