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大規模言語モデルオープンソースAIZenn AI/ML掲載日時: 2026年10月12日 22:00

A2A、エージェント間で業務委任する規格

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A2A、エージェント間で業務委任する規格

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    Googleが主導するオープン規格A2A(Agent2Agent)は、Anthropicのツール接続標準MCPを「手」、A2Aを業務全体を引き継ぐ「同僚」の層と位置づける。

  2. なぜ重要か

    A2Aはある企業のAIエージェントが別企業のAIエージェントに業務全体を委任できるようにする。社内システムへの直接アクセスを渡さずに外部専門家のエージェントを利用できる。

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背景と解説

A2AはLangChain、AutoGen、CrewAI、LangGraphといった従来のマルチエージェント基盤が抱える構造的な限界への対応だ。これらのツールはエージェントを連携できたが、主に同じリポジトリ、言語、SDK内に限られ、外部企業のエージェントに安全に業務を委任する共通手段はなかった。従来APIの呼び出しでは、呼び出し側がプロンプト内で全パラメータと手順を洗い出す必要があり、業務全体の委任は不可能だった。

A2Aの設計は、Client AgentとRemote Agentという役割を定義することでこれを変えようとしている。Client Agentは広い要求を受け取り目標を委任し、Remote Agentは自身のスキルを公開して自律的に動作し、進捗と結果を報告する。これはツールを操作するのではなく、専門の同僚に仕事を任せる考え方に重なる。

A2AとMCPには明確な線引きがある。MCPはエージェントが自環境でデータベース、ファイル、APIに安全に到達するための南北方向の標準とされ、A2Aは異なるモデル、組織、フレームワークをまたいで業務を引き渡す東西方向の標準だ。リモートエージェントは内部でMCPをツールに使い、A2Aでクライアントエージェントに報告できるため、両者は補完関係にある。

よくある質問
MCPとA2Aの違いは何か。
MCPはエージェントとツールやデータをつなぐ「手」のような存在で、A2Aはエージェント同士をつなぐ「同僚」のような存在だ。競合ではなく補完関係にある。
各プロトコルは誰が推進しているのか。
MCPはAnthropicが2024年秋に提唱した。A2AはGoogleがLinux Foundationとともに推進しており、2025年の規格だ。
業務委任におけるA2Aの従来APIに対する改善点は何か。
A2Aではクライアントエージェントがエラー原因の調査など目標をリモートエージェントに委任できる。従来APIは呼び出し側が全パラメータと手順を指定する必要がある。
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