
何が起きたか
AHSが9月29日、Synthesizer V 2用の歌声データベース2製品を発売。
なぜ重要か
両製品は追加型のデータベースとして販売されるため、購入層はSynthesizer V 2をすでに使い、歌声のバリエーションを増やしたいユーザーとみられる。
注目点
多彩な歌声スタイル機能をフルに使うには別売のSynthesizer V Studio 2 Proとの組み合わせが前提で、実用価値は同製品の保有状況次第だ。
誰に効くかすでにSynthesizer V 2を使う音楽プロデューサーや趣味の作詞作曲者、Vocaloid系クリエイターが、この2つの歌声をライブラリに加えるかどうかを判断する立場にある。
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Synthesizer VはDreamtonicsの歌声合成ソフトで、人間の歌い手なしでも自然な歌声を制作できる。AHSが歌声データベースを販売するバージョン2は、より新しいAI合成エンジンを軸に、レンダリングの高速化やピッチ編集ツールの改良で作業を滑らかかつ迅速にした。
2つのデータベースは声域の両端に位置づけられる。Nanamiはロックやポップス、バラードを通すクリアで突き抜ける声の女性ボイス、Kohkiは明るく爽やかな男性ボイスで、アップテンポなポップロックやエレクトロ、スローおよびミドルテンポのポップスを狙う。AHSは汎用の単一ボイスではなく、性格の異なる2種を販売しており、万能型より的を絞ったバリエーションを訴求しているとみられる。
発売の受け止め方を左右する構造的な点が一つある。表現力を広げる歌声スタイル機能は、これらのデータベースを別売のSynthesizer V Studio 2 Proと組み合わせたときにのみ使えるため、どちらのボイスもフル活用には同製品の既存ユーザーであることが前提とみられる。AHSにとっての成果は、現在のSynthesizer V 2ユーザーのうち何人がNanamiとKohkiの違いに十分な価値を見いだし、各9,680円を払うかにかかっている。
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