
ZayoがCorningと光ファイバーの長期供給契約を結んだ。
AIデータセンター向けの需要増に対応する。
同社は2030年までに15,000ルートマイルの構築を計画している。
何が起きたか
通信企業のZayoがCorningと、2030年までに必要と見込む光ファイバーの一部について製造能力を確保する契約を結んだ。同社はAI需要に対応するため、新規・増設合わせて15,000ルートマイルのネットワーク構築を計画している。
なぜ重要か
AIインフラの拡大で、光ファイバーの供給は電力と並ぶ物理的制約になりつつある。調査会社Dell'OroのJimmy Yu氏は、ZayoがNvidiaとの契約で将来の需要に対する確信を得て、先行的に構築を進めていると指摘する。国内の通信事業者もAI需要に伴う光ファイバー調達競争の影響を受ける可能性がある。
注目点
Zayoは今年すでに4ルートを納入し、2026年中にさらに4ルートを納入する見込み。Nvidia関連のプロジェクトは、複数の管轄区域にまたがる許認可と建設が最大の実行リスクとしている。
Zayoは従来、案件ごとに光ファイバーを調達してきたが、長距離建設には数年単位の計画が必要だ。今回のCorningとの契約は、同社がAI時代の需要を見据え、供給の不確実性を減らそうとする動きといえる。CorningはすでにMetaやAmazonと大口契約を結び、Nvidiaとも米国内の光製造能力拡大で協力しており、AIネットワーク向け物理インフラでの存在感を強めている。
業界専門家は、光ファイバーケーブルがデータセンター建設における電力に次ぐ構造的制約になりつつあると指摘する。Zayoの先行的な投資は、AIワークロードが今後トレーニングから推論へ移行し、都市部での需要が拡大する可能性も見据えたものだとみられる。
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