
オープンAI、人型ロボット開発に乗り出す。ロボット運用要員を募集中。
AI開発の制御強化につながる可能性。
Figureやテスラとの競争も激化へ。
何が起きたか
オープンAIのサム・アルトマンCEOは8月26日のTIME誌インタビューで、人型ロボットを「間違いなく」製造すると述べた。9月6日時点で公開中の求人情報には、複数のロボット形態にわたってハードウェアとソフトウェアを統合する取り組みが記されている。
なぜ重要か
自社でロボットの筐体を造れば、AIの知能開発と導入をより強く制御できる可能性がある。同時に、モデルの判断を物理的な動きに変換する機械への責任も生じ、データ収集、モデル改良、同じハード上でのテストを循環させる仕組みも築きやすくなる。
注目点
オープンAIが完全な人型ロボットを完成させれば、Figureやテスラとの直接競争が深まる。ただし求人票には、発売時期も量産製品も、プログラムの規模や成果物も明記されていない。
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オープンAIの人型ロボット参入は、ソフトウェア中心の戦略から一歩踏み出し、自社の知能を搭載する物理的なシステムの構築を目指す動きだ。同社は、モデルが現実世界でどう行動するかを制御し、物理的な作業から学習データを得られる点に利点を見出している。もっとも、発表はまだ初期段階であり、製品の詳細も時期も示されていない。
Figureが2025年2月に発表したHelixは、こうした課題と可能性を象徴する事例だ。Figureは視覚と言語の処理とモーター制御を分離したアーキテクチャを採用し、遠隔操作による約500時間分の学習データを用いたと説明している。これはFigure自身の主張であり第三者による検証はまだだが、ロボットの学習が物理的な行動例に依存することを示している。
オープンAIにとって、自社でロボットを持つことは同様のサイクルを可能にする。つまり、観察と行動を収集し、モデルを改良し、同じハードウェア上で試す循環だ。ただし、採用情報には配備済みのロボット群や独自データの存在は確認できない。これが実際にロボット性能の向上につながるかは不透明で、安全性、製造、時期を巡る課題も残る。Figureやテスラとの直接競争は避けられないが、実用化の段階はまだ不明だ。
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