
何が起きたか
筆者は2026年4月公開の個人アプリOchiba、ZooのText-to-CAD、FluxのPCBアシスタントを、誰でもソフトやハードを設計できる兆しとして挙げる。
なぜ重要か
Appleの審査済みアプリ提出数は2024年の7,771,599件から2025年に9,100,620件へ増え、筆者はコードと設計データの価値がゼロに近づき、感性と人脈が売れ行きを決めるとみる。
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筆者の主張の土台にあるのは、ソフトウェアですでに起きている変化だ。テキストから編集可能な3D CADモデルを生成するZooのText-to-CADや、部品の選定や回路図の編集ができるFluxのAIアシスタントは、同じ波が機械・電子設計にも及んでいることを示す。設計データは受託製造業者に送れるため、筆者はやがてAIがサプライヤーを探し、発注し、支払いや納期までこなすと予想する。
二つ目の論点は製品のあふれだ。Appleの審査済み提出数と登録開発者数は2024年から2025年にかけてそろって増えたが、Apple自身は理由を説明していない。Valveは2024年1月に方針を変え、AI利用を開示すればほとんどのAI製ゲームをSteamで認めるようにした。こうした状況を受けて筆者が挙げるのがOchibaだ。制作者自身が普通のメモアプリとは出発点が違うと語ったこのアプリを、機能ではなく感性で選ぶ例として位置づけている。
人脈については、筆者は祭り観光を手がけるMatsurismに注目する。人手不足の祭り主催者と、参加したい都市部の若者や外国人をつなぐ取り組みだ。2020年のセミナー資料には12地域、約40イベント、累計450人が参加したと記され、石川県は2025年に祭りボランティアのマッチングサイトを開設した。筆者の狙いはこうだ。こうしたサービスはソフトウェアとして作りやすいが、主催者や登録参加者との既存のつながりこそが本当の資産であり、設計が民主化されても製造の信頼性は価値を保つ。
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