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AI規制・政策Zenn AI/ML掲載日時: 2026年10月8日 22:00

政府がAXを公式定義、AIを前提に

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政府がAXを公式定義、AIを前提に

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    2026年7月14日閣議決定のAI基本計画(第2期)と7月21日の重点計画が、AXを「AIを前提に意思決定と業務の進め方を見直すこと」と全組織対象で定義した。

  2. なぜ重要か

    対象がビジネスモデルや業務から「誰が何を決めるか」に移り、範囲も企業から政府・自治体・医療や教育など準公共分野へ広がる。

誰に効くか日本のDX担当者やAI責任者、公共部門の企画担当者は、引用できる単一の政府定義を得たことになり、各機関のCAIOはそれを実行に移す必要がある。意思決定を再設計せずに生成AIツールだけを配る企業は、計画自身が指摘するように、この定義を満たさない。

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背景と解説

AXという語は2026年に日本で急速に広がったが、生成AIツールを全社員に配ることからDXはもう古いという受け止め方まで、人によって意味はばらばらだった。2025年12月23日に閣議決定された最初のAI基本計画は、経産省のDX定義の「データとデジタル技術」を「AI」に置き換え、残りはほぼ同じまま「AIトランスフォーメーション」を定義した。実質的にはAIを手段とするDXで、対象は企業だった。約半年後に状況は変わる。2026年7月14日付の第2期計画は「日本AX、強く豊かに」と副題を付け、対象を「あらゆる組織」に広げ、AIを道具から前提へ移し、焦点を意思決定と業務の進め方に絞った。同じ週には経済財政運営と改革の基本方針2026と日本成長戦略も閣議決定され、後者はAXを「アクセラレーター」と呼び、前者は「AX/DXの推進」との見出しを使った。DX定義を持つ経産省は2026年7月15日にデジタルガバナンス研究会を開き、企業のAI利用が「PoCや部分的な利用にとどまっている」と指摘した。一方、IPAの調査データは導入が進む一方で成果が社内の効率化に偏り、文書要約や下書きが中心であることを示す。記事の実践的な助言は、どの業務のどの判断をAIと人でどう分けるのかを問うことだ。答えが出ていない部分は通常、データと業務のデジタル化というDXの土台に立ち返ることを示している。

よくある質問
政府の定義ではDXとAXはどう違うのか?
DXはデジタル技術とデータを使ってビジネスモデルを創出したり柔軟に変えたりすること。AXはAIを前提に、あらゆる組織で意思決定と業務の進め方を見直すことだ。
AXはDXを置き換えるのか?
いいえ。重点計画はAXをこれまでのDXの取り組みを大幅に加速・拡大するものと位置づけ、政府は両者をまとめて「AX/DX」と呼ぶ。DXの土台がなければAXは進まないと記事は述べる。
AXは日本の法律に書かれているのか?
いいえ。AI法にAXという語はない。定義はAI基本計画や重点計画など閣議決定文書に置かれている。
日本の企業は今、AIを実際にどう使っているのか?
IPAの「DX動向2026」調査では、AIによる効率化やスピード向上を挙げた企業が91.6%に上る一方、売上や利益の向上を挙げたのは3.9%にとどまった。DXとAIを別々に進めていると答えたのは約26.1%だった。
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