
著名な億万長者2人がブロードコム株を全て売却し、アルファベット株を購入した。
アルファベットのAI垂直統合をより有力な賭けと見ている。
クラウド事業が加速し、収益性も拡大している。
何が起きたか
億万長者投資家のスタンレー・ドラッケンミラー氏とダン・ローブ氏は、最新の13F提出書類で、両者ともブロードコム(AVGO)の持ち株を完全に売却し、代わりにアルファベット(GOOG、GOOGL)の株を購入したことが明らかになった。
なぜ重要か
この資金移動は、両投資家がアルファベットの完全統合型AIスタックに、より良いリスク・リワードを見出していることを示唆する。アルファベットは自社設計のTPUチップを擁し、データセンターを運営し、DeepMindを通じてGeminiモデルを開発し、AIを検索、YouTube、Android、Workspace全体に展開している。一方ブロードコムは、エヌビディアやAMDの新しいGPUアーキテクチャーとの競争激化に直面しており、設備投資サイクルは需要にキャパシティーが追いつけば急速に変化し得る。国内のAI関連事業者は、米大手投資家による株の選別が示すAI基盤の競争構図の変化に注意を払う必要があるとみられる。
注目点
アルファベットの第2四半期の総売上高は1198億ドルで、前年同期比24%増。Google Cloudの売上高は82%増の248億ドルとなり、クラウドの受注残高は5140億ドルに達した。営業利益は30%増の408億ドルで、営業利益率は34%に拡大した。
ドラッケンミラー氏とローブ氏による連携した動きは、洗練された資本配分者がAIバリューチェーンをどう見ているかの変化を示している。ブロードコムは依然としてAIインフラの中心的なサプライヤーであり、カスタムアクセラレーターやネットワーク用シリコンを設計しているが、両投資家は完全に売却する選択をした。この記事は、フルスタックを所有するプラットフォーム企業が、次のAIの波でコンポーネントサプライヤーを上回るという賭けとしてこれを位置づけている。
アルファベットの主張は、そのクローズドループに基づいている。TPUがGoogle Cloudを支え、それが利用データをモデル改善にフィードバックし、AI機能が検索、YouTube、Workspace全体で深化する。最近の決算はこの戦略を裏付けており、売上高と利益率の両方が拡大している。この記事は、億万長者の取引を盲目的に模倣することは決して賢明ではないと警告しつつも、フルスタックのプラットフォーム所有者がコンポーネントサプライヤーに勝つと信じる投資家にとって、この特定の資金移動の背後にある論理は健全だと論じている。
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