
OpenAI、Anthropic、xAIのチャットボットが木曜朝に同時停止。OpenAIはルーティングエラー、xAIはメンフィスの計算センター障害を原因に挙げた。
Anthropicは原因を説明していない。
共通原因は確認されなかった。
何が起きたか
Anthropic、OpenAI、xAIの3社が木曜朝に相次いで障害を起こし、チャットボットが利用不能となった。OpenAIのChatGPTとCodexは午前7時43分(米太平洋時間)ごろから一部ユーザーが利用できなくなり、午前8時17分ごろに復旧。Anthropicは午前6時23分から部分障害が発生し、午前9時16分に解消。xAIのGrokは午前6時30分に停止し、午前10時5分に復旧した。
なぜ重要か
同時発生したことで当初は共通の第三者要因が疑われたが、OpenAIもAnthropicも外部要因を指摘しなかった。注目すべきは、AnthropicとxAIが5月にSpaceXとの計算資源提携を発表しており、xAIの親会社であるSpaceXがメンフィスの障害について提携先に謝罪していたことだ。Cloudflare、AWS、Microsoft Azureなどの主要インフラ企業に障害報告はなく、根本原因は不明のままだ。国内のAIサービス利用企業は、複数ベンダー同時停止の影響を踏まえた障害対策の必要性が高まる可能性がある。
注目点
今回の障害が隠れた依存関係や特定のインフラの弱点を示すかどうか。AnthropicはClaude Mythos 5.1、Claude Fable 5.1、Claude Opus 5で問題を報告し、Claude Sonnet 5でも一時的に同様の問題が発生した。Google Geminiでも散発的な障害報告があったが、Googleはインシデントを確認していない。
木曜朝に主要AIプロバイダー3社で同時に発生した障害は、こうした事象の通常の説明とは異なる点で注目に値する。複数のサービスが同時に停止する場合、一般的な原因は共有クラウドやCDNだが、主要インフラ企業はどこも問題を報告しなかった。OpenAIはルーティングエラーを指摘し、xAIは自社のメンフィス計算センターに原因があるとした。Anthropicは根本原因について言及していない。これにより、これらのAIモデルが外部からは見えない脆弱な共有レイヤーに依存している可能性が浮上する。AnthropicとxAIが5月にSpaceXとの計算資源提携を発表していたことも興味を引くが、xAIが提携先に謝罪したことは問題が同社側にあったことを示唆している。これらのチャットボットに依存する企業ユーザーにとって、今回の障害は最先端のAIサービスでも予期せず中断し得ること、そして明確な共通原因がない以上、同様のインシデントが警告なしに再発する可能性があることを思い起こさせる。
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