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大規模言語モデルAIビジネス・産業ITmedia AI+掲載日時: 2026年8月24日 10:003分で読める

ニトリ、AI活用で社内用語の壁を解消

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ニトリ、AI活用で社内用語の壁を解消

要点

  • ニトリHDはAIでデータ分析を身近にした。

  • 売上を尋ねるような自然な言葉にシステムが応答する。

  • SQLを知らなくても非エンジニアが使える。

3つのポイント

  1. 何が起きたか

    ニトリホールディングスはデータ分析基盤をGoogle CloudのBigQueryに移行し、AIを使った自然言語での問い合わせを可能にした。これにより「赤羽店の寝具の過去3年間の売上を見せて」といったリクエストでも、自動でデータを取得できるようになった。

  2. なぜ重要か

    「DELVTO_CRP_KBN」のような社内用語が非エンジニアの壁となり、データを十分に使いこなせるのは一部の社員に限られていた。自然な会話でデータにアクセスできるようにすることで、ニトリは分析の担い手を専門家以外に広げ、SQLスキルへの依存を減らすことを目指す。国内の小売業で、非エンジニア社員がAIを通じてデータ分析に参加できる可能性がある。

  3. 注目点

    2022年下半期に完了したBigQuery移行により、分析に使う重要テーブルはすでに2,600超に増えている。こうした仕組みが全社に浸透し、コスト削減と利用拡大を両立できるかが焦点となる。

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背景と解説

ニトリの事例は、最新のプラットフォームにデータを集約しても、IT専門家と事業部門の間の知識格差が価値を制限し得るという共通の課題を示している。同社は自然言語での問い合わせを可能にすることでこの壁を下げ、データ専門家ではない店舗スタッフなども活用しやすくした。この取り組みは、何が起きたかだけでなく、その理由を理解するというニトリの目標に沿うものであり、購買や販売のプロセスをより深く分析する必要がある。

2022年末のBigQuery移行により、分析用の重要テーブルは2,600超に増え、データ基盤はより充実した。ただし、BigQueryのクエリ実行にかかる初期コストは懸念事項であり、慎重な管理が求められた。日常言語での質問を可能にすることで、一部の専門家だけでなく多くの社員が自立的にデータを取得できるようになり、長期的にはコスト削減につながる可能性がある。

Google Cloud Next Tokyoでの発表は、同様の課題を抱える他企業にとってニトリの手法がモデルケースと見なされていることを示す。BIツールを参照用と検索用に分離した設計は、他社がより利用しやすいデータシステムを構築する際の参考になるだろう。ニトリの業務への全面的な影響はまだ明らかではないが、非エンジニアの活用を重視する姿勢は、小売業界におけるデータアクセス民主化の大きな流れを反映している。

よくある質問

ニトリがデータ分析で抱えていた主な課題は何か。
「DELVTO_CRP_KBN」のような社内用語が障壁となり、専門外の社員にはデータ照会が難しく、使いこなせるのは一部の社員だけだった。
BigQuery導入後、ニトリの取り組みはどう変わったか。
2022年下半期にBigQueryへ移行後、AIによって自然言語での問い合わせが可能になり、SQLを理解しなくても社員がデータを取得できるようになった。
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