
何が起きたか
国土安全保障省(DHS)は、DeepSeekのAI製品(同アプリを基に構築された第三者サービスを含む)をすべての連邦民間機関のシステムから排除し、今後の購入も禁止するよう命じた。
なぜ重要か
排除の対象はアプリ本体だけでなく、同アプリを用いて開発されたサービスにも及ぶため、機関のITチームは同アプリを基に構築されたベンダー製ツールの追跡と解体を迫られる可能性がある。
誰に効くか連邦民間機関のIT・調達チームは、同アプリを基に構築された第三者サービスを含むDeepSeek関連製品を棚卸しして排除し、新規購入を停止する必要がある。これらの機関に製品を納入するベンダーも、命令がベンダーに言及していることから、自社ツールにDeepSeekの構成要素が含まれないことを示すよう求められる可能性がある。
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今回の命令は、DeepSeekが昨年R1モデルで業界に衝撃を与えて以来、徐々に強まってきた米国の締め付けにおける最新の動きだ。R1はより非力なチップを使い、競合モデルの一部と比べてわずかなコストで訓練されたにもかかわらず、複数の複雑なテストでOpenAIやAnthropicのモデルを上回った。この低コストと高性能の組み合わせが、今や連邦政府の行動を促している安全保障上の懸念の背景にある。
DHSの新命令は従来の制限を超えるものだ。商務省はすでに政府端末でのDeepSeek使用を禁止し、米海軍は構成員に同モデルを使わないよう指示し、ニューヨーク州はデータプライバシーと検閲への懸念から政府端末・ネットワークでの使用を禁じていた。DHS命令は排除要件をすべての民間機関のITシステムに広げ、同アプリを用いて構築された第三者サービスも対象とするため、ベンダーとの関係が複雑になる可能性がある。
一方、DeepSeekは新モデルの公開を続けている。最近ではV4.1 Flash-1017を発表し、より高速な性能と推論・コーディングの改善をうたっており、初期の報道では米国の最先端AIシステムの一部と競合し得るとされている。命令はこれらの新モデルを名指ししていないが、関連製品の禁止と今後の購入禁止はそれらも対象に含むとみられる。
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