
何が起きたか
AIによる「SaaS終焉」への懸念に反し、セールスフォース、ブッキング・ホールディングス、IBMがAI勝ち組として浮上。セールスフォースのAgentforceは年次経常収益が18カ月で1億ドルから15億ドルに成長し、IBMは新規コンサル契約の半分をAIが占めると発表。
なぜ重要か
ソフトウェア株価を約2兆ドル吹き飛ばしたパニックは見当違いだった。セールスフォースの顧客データ、ブッキングの販売元としての立場、IBMのコンサル利益率といった強みが、AIを脅威ではなく利点に変えている。ウェルズ・ファーゴのアナリストは「知能のコスト低下で既存企業のデータ価値が高まる」と指摘。国内のソフトウェア企業は、AIを脅威ではなく自社のデータ活用の強みに変えられる可能性がある。
注目点
ブッキングによるとAI経由のトラフィックはまだ宿泊数の1%未満で、今後の伸び余地を示す。IBM株は1日で25%下落したが、失注の3分の1が直後に復活しており回復の兆しが見える。
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この記事は、ソフトウェア企業をAIが置き換えるという市場の懸念が誇張されていたと主張し、その証拠として3社を挙げている。セールスフォースのデータの堀、ブッキングの取引仲介役、IBMの成果報酬型コンサルへの転換は、いずれもAIがビジネスを破壊するのではなく強化することを示している。
「SaaS終焉」論は「死」から「利益率圧縮」へと変遷したが、記事はこれも誤りだと述べる。例えば、セールスフォースのデータはAIが知能コストを下げるほど価値が高まり、ブッキングのインフラは小規模ホテルにとって代替不能だ。
今後は、各社のAI投資がさらなる成長をもたらす可能性がある。IBMのRed HatはAIが新たなソフトウェア需要を生み出す中で11%成長した。一方、ブッキングのAIトラフィックはまだわずかで、成長余地が残る。重要なのは、AIはデータとインフラを持つ既存企業にとってのツールであり、単なる破壊者ではないという点だ。
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