
何が起きたか
Cloudflareは9月15日に「AI学習の不許可」設定を発表し、全プランの全顧客が利用できる。AppleとGoogleは既に対応済みで、Microsoftは2027年初頭までに対応予定。
なぜ重要か
サイト運営者はAI学習を止めるため検索もAI学習も担うクローラーをブロックすると検索流入も失うジレンマを抱えていた。
注目点
Microsoftの対応は2027年初頭までずれ込むため、それまではBingのAI学習を拒否するにはページHTMLにNOARCHIVEタグを追加するなどの回避策が必要になりそうだ。
誰に効くか検索流入に頼りつつコンテンツをAIモデルに学習させたくないサイト運営者や発行元は、検索での可視性を失わずに学習を拒否できる実用的な手段を得た。MicrosoftのBingからの流入に依存する運営者は、2027年初頭まで手動の回避策が必要になる可能性がある。
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この発表が向き合う対立は構造的なものだ。検索エンジンとAI事業の両方を手がける企業は、一つのクローラーで検索とAI学習の両方を担うことが多い。サイト運営者にとって、AI学習からコンテンツを守ろうとそのクローラーを拒否すれば検索結果からも消えることになり、受け入れられる発行元はほとんどなかった。
Cloudflareはこの板挟みから抜け出す方法を作るため、クローラー運営者と直接交渉したと述べている。新設定はCloudflareを通じてサイトのrobots.txtに学習拒否のルールを書き込むため、協力するクローラーは検索のためにサイトを巡回し続けても、読み取った内容をAI学習には使わない。AppleとGoogleは既に賛同しており、Microsoftは2027年初頭まで待つ見通しだ。
鍵を握るのは、実際に何社のクローラー運営者がこのシグナルを尊重するかと、Microsoftが加わるまでの約2年の空白だ。当面、Bingからの流入に依存するサイト運営者にとってこのオプトアウトは部分的にしか効かない可能性があり、この設定の価値は提供の有無ではなく実際のクロール行動が変わるかどうかで判断されるだろう。
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