
何が起きたか
日立は先月、OpenAIとAnthropicの最先端AIモデルを使い、サイバー攻撃リスクの監視・検知やシステム復旧を支援する包括サービスを始めた。
なぜ重要か
AIが攻撃者の脆弱性探索を速めるなか、電力・運輸・金融など重要インフラの顧客企業が事業継続を懸念し、日立への相談が増えているとみられる。
注目点
Fujitsuは10月1日、約100人体制のサイバー防衛専門部門を設置した。
誰に効くか重要インフラを抱える電力・運輸・製造・金融の情報システム部門や経営層は、外部のAI防衛サービスを調達する選択肢を迫られる。日立、Fujitsu、NECなど電機各社は新たな収益源として顧客企業への提案を強化する。
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日本企業の不正アクセス被害が相次ぐなか、電機各社はサイバー防衛を新たな事業の柱に据えつつある。日立はOpenAIとAnthropicの最先端AIモデルを自社サービスに取り込み、攻撃リスクの監視・検知と、稼働を止めない復旧支援を一体で提供する点を差別化要因とする。Fujitsuは8月下旬のサイバー防衛戦略発表を機に問い合わせが集まり、10月1日に約100人の専門部門を立ち上げた。NECは金融機関や製造、流通企業を対象に、AIが自動でリスクを分析し対応方針を策定するサービスを投入している。
Fujitsuの担当者は、AIの知能が高まったことで攻撃者が脆弱性を迅速に探し、大規模な攻撃を仕掛けられるようになったと警戒感を示す。企業がオンラインサービスを通じて保有する個人データが増えたことも被害拡大の背景にあり、各社はシステム停止への対応にとどまらず、サイバーセキュリティ投資の助言へとサービスを広げようとしている。
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