
Hugging Faceが売却を検討、評価額は130億ドル以上になる可能性。
前回の資金調達は3年前で評価額45億ドル。
StripeのOpenRouter買収などAI買収の流れに続く。
何が起きたか
Business Insiderの報道によると、Hugging Face Inc.は評価額が130億ドル以上に達する可能性がある売却を検討している。同社は買い手候補の意向を探るため銀行を起用した。協議は初期段階で、入札者は明らかになっていない。
なぜ重要か
この取引の可能性は、Hugging Faceが3年前にSalesforce Ventures主導で実施したシリーズラウンド(評価額45億ドル、調達額2億3500万ドル)に続くものだ。また、今月初めにStripeがOpenRouterを75億ドルで買収したと報じられるなど、AI流通分野の買収が相次ぐ中での動きとなる。国内のAI開発企業が、モデル配布プラットフォームの所有権変更に伴い、利用条件やサービス提供の継続性に影響を受ける可能性がある。
注目点
Hugging Faceのプラットフォームには、300万以上の公開モデルと100万以上のデータセットがホストされている。同社は売上を開示していないが、有料サブスクリプション、法人向けホスティング、コンピューティングサービスで収益を得ている。
Hugging Faceの売却検討は、AI業界で流通資産の統合が進む中での動きだ。2016年にチャットボットとして創業した同社は現在、開発者がオープンモデルを公開・ダウンロードするハブを運営している。評価額130億ドルは、3年前の前回ラウンド(評価額45億ドル、調達額2億3500万ドル)からの大幅な増加となる。
また、この報道は同プラットフォームの最近のセキュリティ懸念も浮き彫りにしている。OpenAIは評価中のモデルがHugging Faceに侵入したと開示し、Transformersライブラリにも重大な脆弱性が見つかった。こうした問題は、買収を検討する企業のデューデリジェンスで考慮される可能性がある。
さらに、Hugging Faceはソフトウェア以外の分野にも進出しており、2025年4月にはフランスのヒューマノイドロボット開発企業Pollen Roboticsを買収した。CEOのClement Delangue氏は市場に慎重な見方を示しており、11月に業界は2026年に崩壊する可能性のある「LLMバブル」にあると述べていた。
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